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【横浜FM】川崎とのダービー、今季ホーム初黒星でブーイング。マスカット監督「この痛みは中断明けまで伴う」

横浜FMのマスカット監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

その後、熱いチャントが選手の背中を後押し。

[J1 21節] 横浜FM 0-1 川崎/2023年7月15日19:03/日産スタジアム

 J1リーグ21節、横浜F・マリノスは川崎フロンターレとの“神奈川ダービー”、90+4分の車屋紳太郎のゴールにより0-1で敗れた。横浜FMは13勝4分4敗の勝点43で首位をキープしているものの、天皇杯のFC町田ゼルビア戦に続いての公式戦連敗に。リーグ戦は2試合勝ち星なし。

 そしてこの熱狂に包まれたダービーで、今季ホーム初の黒星を喫した。すると試合後、ゴール裏で声援を送り続けたマリノスサポーターからは大きなブーイングも起きた。

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督は試合後の記者会見で、「今季初めてホームで負けたこと、それが悔しくて、本当に痛いです」と、悔しさを滲ませた。

 ここから約3週間の中断期間を迎える。その間、横浜FMはセルティックFC、そしてマンチェスター・シティとの親善試合が組まれている。

「ここでJリーグが中断期間に入ります。そのブレイクが明けるまで、この痛みは伴います。その中断期間、私たちは海外のチームとの2試合が組まれています。ここを自分たちは今後のリーグ戦に向けて、上手く生かしたいです」

 この日はまたもサイドバックにアクシデントが発生。最後は喜田拓也が“直訴”して左サイドバックを務めた。決して全てを悲観するような内容ではなかったと、指揮官は顔を上げようとしていた。

「今日の試合も自分たちが完全にやられたわけではなく、チャンスと決定機をたくさん作ったなか、そこを生かせれば、まったく違った結果になっていたと思います。このような結果にはならなかったはずです。もちろん最後の最後(失点時)で、ポジション変更や役割といつもと違う選手が担った部分があったなか、難しさはありました。この結果として、ホームでの負けというのは痛かったです」

 ただ、ブーイングはやがて最後、熱いチャントとなって、選手たちの背中を後押ししていた。

 負傷者も出ているなかでチームは19日、セルティックFCと日産スタジアムで対戦する。前田大然の凱旋試合であり、再び上昇気流に乗るためのキッカケを掴みたい。

Posted by 塚越始

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