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【移籍】鎌田大地にアトレチコ、ソシエダがオファーか、さらに…。ラツィオとは交渉打ち切りとも

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

年俸7億8000万円を希望したが――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトを退団してフリートランスファーとなっている日本代表MF鎌田大地だが7月27日時点で、いまだ新天地が決まらずにいる。一時はイタリア・セリエAのACミラン入りが決定間近と言われたが、イタリアメディアなどの報道によると破断したと見られる。

 そうしたなか『フットボール・イタリア』は7月26日、SSラツィオと鎌田サイドがこれまでに交渉を行ったと伝えた。そして鎌田サイドからクラブに対し、5万ユーロ(約7億8000万円)プラス、5万ユーロの出来高払いの条件が提示されたという。しかしラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、この条件に応じる考えがなく、即刻交渉が打ち切られたそうだ。

 同メディアは鎌田には、スペイン1部のアトレチコ・マドリード、レアル・ソシエダ、そしてサウジアラビアから「オファーが届いている」と報じている。

 フランクフルトでUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制した鎌田は、サガン鳥栖時代から目指していたUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)で戦い続けられるようなクラブでプレーしたいという思いをより強めている。ただしボルシア・ドルトムントからもオファーがあったと言われるものの、「ドイツ以外」など選択肢を狭めたことで、現時点では、まだ相思相愛には至らずにいる。事実上、セリエAへの移籍はなくなったと見ていいようだ。

 元スペイン代表ダビド・シルバが左ヒザ前十字靭帯損傷により長期離脱したため、レアル・ソシエダも候補に挙がる。日本代表のチームメイトでもある久保建英と共闘する日が来るのだろうか。

 来月に入ると、ヨーロッパ主要リーグも開幕を迎えていく。鎌田の視線の先にあるのは、スペインなのか、それとも――。

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