勢いに乗るワークマン、鮮やかな秋冬新製品発表会。一着を「男女」「仕事・遊び・街着」シェアの新コンセプト
ワークマンの2023年秋冬新製品発表会。(C)ワークマン
今後はインナーを成長エンジンに、「5%のシェア」を目指す。
株式会社ワークマン(小濱英之社長)は8月30日、都内で秋冬新製品発表会を開催した。大規模な展示会で、若者を中心に子供から老人まで登場するファッションショーも行われ、ワークマンが今勢いに乗っていることを体感できるイベントとなった。「機能性」を追求してきたワークマンがその特長を武器としつつ、ファッション界やスポーツの世界でも徐々に存在を示しつつある。
ファッションショーが行われたあとのプレゼンテーションで、土屋哲雄専務取締役がワークマンの戦略について説明。この秋冬物は『Share! Share! Share!』と3つの「シェア=共有」をコンセプトに掲げた。
・『2023年 一つの服を男女がシェアして着る』
ユニセックス商品として男女問わずに着用できる。ワークマンならではの目の付けどころに。
・『仕事、遊び、街着の用途をシェア』
どこに着ていっても決して違和感がない。そういった視点と発想から、オリジナルな服が誕生!
・『SNSに投稿して共感をシェア』
ワークマンは、利用者のSNSでの発信から、「作業着」の概念を打ち破り、いろいろなシチュエーションで着用されるようになっていった。ワークマンの社是は「声のする方に、進化する」。ユーザーの声、インフルエンサーの声に耳を傾け、アパレルに直結させていく。
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また、新店舗の「ワークマン・カラーズ」が9月1日、イグジットメルサ銀座店でオープンする。“直観”でパッと見て購入したくなる、そんな商品が販売される。
そしてワークマンの次の成長ビジョンとして、機能性を極めたインナーを成長エンジンとして捉えている。国内では“あの巨人”がいるなか、「勝とうとなんて、一つも思っていません」(土屋専務」というなか、5年後に国内シェア5パーセントを目指す。
この各分野『シェア5パーセント』をワークマンは重視している。例えばゴルフウェア業界にも参入し、すでにシェア5パーセントを達成したということだ。