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エムバペのレアル・マドリード移籍「ほぼ完了」!?

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

パリSGのコロ・ムアニ確保はそのためか。

 スペイン1部レアル・マドリードが夏の移籍マーケットの期限ギリギリで、フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペを獲得する!? ドイツ最大部数を誇る『ビルド』などが日本時間8月31日に報じている。

 エムバペはこの夏、2023-24シーズンで契約満了を迎え、あと1年延長するオプションを行使しない意思を示していた。1年後、フリートランスファーとなって本人の憧れだと公言していたレアル・マドリードに移籍金なしで加わることが既定路線だと言われてきた。

 そこでパリSGのナセル・アル・ケライフィ会長が猛烈に激怒。エムバペが1年の契約延長に応じなければ、今夏のうちに移籍しなければいけないと通達。どちらかを選択しなければ(本人はあと1年、パリSGのためプレーする意思を示していた)、“飼い殺し”にするというスタンスを示していた。

 そのためパリSGの日本ツアーに、エムバペは帯同せず。その後もトップチームへの練習参加が認められなかった。

 しかし開幕のFCロリアン戦でスコアレスドローに終わり、その試合が行われたスタジアムでエムバペとケライフィ会長の直接対話も実現し、それまで禁止されていたトップチームへの練習参加が認められ、2節から出場機会も得ていた。

 その「和解」された時点では、エムバペが1年延長の契約オプションを受け入れ、さらに新たな契約を結ぶことになりそうだとも伝えられた。

 すると、今度はレアル・マドリードが、今夏のエムバペ完全移籍に向けて、パリSGに条件を提示したと見られると一斉に伝えれられた。つまり、白い巨人は基本的にこのストライカーの獲得を狙っているのは変わらず1年後だが、条件を飲めば今夏パリSGは多額の移籍金を得られると揺さぶりをかけてきたのだ。何よりPSGのクラブ内では、あまりに大きな存在になってしまったエムバペを放出すべきだという声も常にある。

 現地報道では、レアル・マドリードが移籍金「1億2000万ユーロ(約190億円)」を用意。8月29・30日頃に正式にオファーを出すともレポートされている。

 また今回の『ビルド』のレポートでは、「情報提供者は、正確な移籍金などは明らかにしていない。しかしエムバペのレアル移籍はこれから数時間以内、おそらく午後にはより明確になる可能性があると言われている」という。「ほぼ完了している」とのスペインからの情報もあるそうだ。一方、「とはいえ詳細はまだ明らかになっていない部ところも多い」とも言及する。

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 加えてパリSGはアイントラハト・フランクフルトのフランス代表FWランダル・コロ・ムアニの獲得に向けて、いま本腰を入れている。それはこのエムバペを巡る動きと関連しているのだろうか。

 ただスペインでは、有力メディアはこのエムバペの件について報じていない。結局こうして噂のまま、この夏は終わりそうではある。いや、それとも……。

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