久保建英が本田圭佑に続きミラン移籍?しかしラツィオ優勢!?
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
本命はレアル・マドリード復帰かスペイン国内の有力チーム。しかしEU外の外国籍選手枠が空かなければ…セリエA行きも選択肢か。
久保建英が2020-21シーズン、イタリアでプレーする可能性も――?
レアル・マドリード(RCDマジョルカに期限付き移籍中)が保有権を持つ日本代表MF久保の来季所属先はどこになるのか。スペインリーグはシーズン終盤に差し掛かり、そうした報道も増えてきている。
スペインメディア『アス』はこのほど、ヨーロッパ主要30クラブがレンタルでの獲得に向けて名乗りを上げていると報じた。
その中にはセリエAのACミランとSSラツィオの名前が具体的に挙がっていた。これを受けて、イタリアのメディアが、久保のこれまでのキャリアや今季のマジョルカでの活躍ぶりなどを伝えている。
イタリアメディア『ガゼッタ』は6月24日、「ミランはレアル・マドリードのヨヴィッチのみならず、久保にも興味を持っている」と題したレポートを掲載した。アイントラハト・フランクフルトからレアル・マドリードに移籍したものの不遇をかこつルカ・ヨヴィッチの獲得を、ミランは検討している。さらに、マジョルカでレギュラーとして活躍する19歳の久保についても、ミランが関心を示していると伝える。
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が昨年夏、マドリードに残留することを希望したが、久保自身が経験を積むためレンタル移籍の選択を下したエピソードも紹介されている。
ただし久保が2年連続でレンタル移籍する場合、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)に出場するチーム、あるいは同程度のレベルの高いチームでのプレーを希望していると言われる。そう考えると、現在セリエAの7位に沈むミランは、現状のままだと候補には入ってこないか……。
それでも久保がこの名門でプレーすることのメリットも数多くある。果たして、本田圭佑に続き、ロッソネロのユニフォームに袖を通すことはあり得るのか?
一方、ラツィオの情報を伝えるニュースサイト『ラツィオ24』では、「スペインで保証されたタレントの久保にラツィオが注目」と、現在セリエA2位の強豪がこのレフティ獲得を目指し、さらに多くのクラブも検討していると伝える。
このままCL出場権を得られれば、久保の移籍先に希望する「条件」は満たす。しかも、クラブが上り調子であることも魅力的に映るだろう。
久保の2020-21シーズンは、レアル・マドリード復帰かスペイン国内での再レンタルが優先されそうだと言われる。例えば、レアル・マドリードでの3枠あるEU外の外国籍選手枠の問題が解決せず、久保が一度スペイン国外でのプレーを希望することになれば――。ラツィオが一気に獲得レースの“本命”になることも!?
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[文:サカノワ編集グループ]