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久保建英、奇跡へのトリガーを引けるか!勝てば残留に一縷の望み。深夜マジョルカ対レバンテ戦

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

11試合連続スタメンへ。ターゲットは乾貴士の所属するエイバルになるか――。

[スペイン1部 35節] マジョルカ – レバンテ/2020年7月9日(日本時間10日2:30)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 日本代表MF久保建英の所属するRCDマジョルカが日本時間の7月10日2時30分からスペイン(ラ・リーガ)1部の35節、レバンテUDとホーム(無観客)で対戦する。スペインの各メディアは、久保のリーグ11試合連続となるスタメン出場を予想している。

 マジョルカは現在8勝5分21敗の勝点29(35得点・59失点)、2部降格圏の18位に位置する。一方、レバンテは勝点43の12位で、すでに1部残留を確定させている。

 残留を争う17位の乾貴士の所属するSDエイバル、16位のデポルティーボ・アラベスは、マジョルカと6ポイント差の勝点35。残り4試合。マジョルカはこれ以上、差を広げられると2部降格がほぼ確定してしまうという、まさに崖っぷちに立たされている。

 ただ、マジョルカが一つ勝てば、ライバルと3ポイント差に詰めることもあり得る。そうなれば、シーズン最終版、土壇場に何かが起こり得るシチュエーションに持ち込める。

 ちなみにスペインリーグは、最終節を終えて勝点で並んだ場合、当該チーム同士の勝点の多いほう→当該チームの得失点差(2試合を終えていた場合)(そのあと、全試合の得失点差)と優先される。マジョルカはすでに2試合を消化し、アラベスには得失点差で下回っている。一方、エイバルには2勝(勝点6)を収めている。必然的にターゲットは、エイバルになってくる。

 とはいえ、もしも、その上位にいる2チームが勝点を積み上げて、マジョルカが敗れれば、2部降格はほぼ確定してしまう。一縷の望みを託すために、マジョルカはホームでの“勝利”が是が非でもほしい。

 久保はこれまでリーグ31試合・3得点・5アシストを記録している。新型コロナウイルスの影響による中断明け、2試合前のセルタ・デ・ビーゴ戦(〇5-1)は全ゴールにかかわる圧巻の活躍ぶりを見せて、勝利に大きく貢献した。これまでは上位との対戦が続いてきたが、今度こそは、再開後初ゴールもほしいところ。攻撃の中心となっている久保の一発が生まれれば、マジョルカのチーム全体に再び勢いがもたらされるはず。久保が奇跡へのトリガーを引きたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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