『2.5ゴール』久保建英の活躍をレアル・ソシエダ監督が称賛「惜しみない才能がある。ディフェンスでも貢献している」
グラナダ戦で2ゴールを決めたレアル・ソシエダの久保建英。(Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)
このあと日本代表へ合流、ドイツ代表&トルコ代表と対戦。
[スペイン1部 4節] レアル・ソシエダ 5-3 グラナダ/2023年9月2日14:00(現地21:00)/エスタディオ・アノエタ
スペイン1部リーグ4節、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がグラナダCF戦で自身プロキャリア初の1試合2ゴールを記録し、5-3の勝利に貢献した。クロスが相手に当たってオウンゴールももたらし、もう少し角度がゴールに向いていればハットトリック達成だった(もちろんクロスを選択したからこそ決まったOGだったとも言えた)。
前節で負傷したため試合前日練習から合流した久保だが、4-3-3の右ウイングで開幕から4試合連続で先発。コンディションの影響を感じさせず、9分、スルーパスからオフサイドラインぎりぎりで飛び出すと、迷わずゴールに向かってシュートを決める。
さらに44分、カウンターに持ち込むと、相手が守備陣形を整え切れずにいたなか、カットインから左足で突き刺してみせる。
また4-1で迎えた76分、アマリ・トラオレの飛び出しからの跳ね返りをペナルティエリア内で拾った久保が、ミケル・オヤルサバルへクロス。これが相手DFに当たって、そのままゴールネットに吸い込まれた。
スタジアムは久保のハットトリック達成かと歓喜に沸いたが、記録はオウンゴールに。試合は5-3で、レアル・ソシエダが勝利を収めた。
ラ・レアルのイマノル・アルグアシル監督は試合後の記者会見で、「素晴らしい監督と素晴らしいチームのいるライバルからの勝利は大きい。最後の2失点は残念でした。それまでの80分間の仕事にとても満足しています。局面局面でいいプレーができました」と喜んだ。
ただ、指揮官は、「理想は8-1」だとも語っている。
「5-3ではなく、8-1で終えることが狙いでした。優位に立った時、相手を仕留めなければいけません。アグレッシブさと注意深さ、その両方を見なければいけません。今日はほとんどありませんが、悪いところから学ばなければいけません」
そして久保について。惜しくもハットトリックを逃したが、アルグアシル監督は「『2.5点』を決めた」として、次のように評価していた。
「私も久保ももっと(ゴールを)欲しいと思っています。今日のような試合をすることで、彼は成長し続けるでしょう。オフェンスだけでなく、ディフェンスでもチームに貢献しています。彼には惜しみない才能があります」
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久保はこのあと日本代表の活動に合流。9日(日本時間10日深夜)にドイツ代表、12日にトルコ代表と対戦する。