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冨安のアーセナルがマンUに劇勝! ライス決勝弾はJリーグだったらファウルか!?

アーセナルの冨安健洋。(Photo by Julian Finney/Getty Images)

目前でガブリエルがエヴァンズの胴体に腕を回して…。

[プレミアリーグ 4節] アーセナル 3-1 マンチェスター・U/2023年9月4日0:30(現地16:30)/エミレーツスタジアム

 イングランド・プレミアリーグ4節、アーセナルFCがアディショナルタイムの2ゴールで、マンチェスター・ユナイテッドに3-1の劇的勝利を収めた。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は76分から左サイドバックとして途中出場し、勝点3獲得に貢献している。

 27分のアウェーチームのマーカス・ラッシュフォードによる一撃で火ぶたが上がると、その1分後、今度はガナーズのキャプテンであるマルティン・ウーデゴールの左足から同点弾が決まる。

 そこから両チームともに惜しいシーンを作り出していく。そして89分、ユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョが勝ち越し弾を決めたかと思われたが――VARの3D判定で、わずかな差によりオフサイドで無効に。

 すると90+6分、コーナーキックからデクラン・ライスが加入後初ゴールを決めて、ついに逆転に成功! さらに90+11分、ガブリエウ ジェズスが復活を印象付けるカウンターからの技ありシュートを突き刺して、試合を決定づけた。

 ライスの決勝点だが、その目前で、マンチェスター・Uのジョニー・エヴァンズがガブリエルにブロックされている。最初は胴体に腕を回され、そのあとも少し引っ張られる形になっているように見える。

 もちろんゴールシーンなので、ファウルがなかったどうかVARのチェックが入ったものの、得点は問題なく認められた。主審はガブリエルとエヴァンンズのもみ合いを視野に入れていたが、プレーへの支障をきたしていないと判断し、それが尊重された可能性が高い。

 ただ、これがもしもJリーグであったら……。ガブリエルは明らかにまずエヴァンズの体に腕を回し、エヴァンズの進行方向が塞がれている。その「腕を体に回している」ことが見逃されていた場合、OFR(オン・フィールド・レビュー)になっていただろう。

 今回、実際のVARルームで、ガブリエウとエヴァンンズの競り合いについて、どのような主審との交信、事実の確認が行われていたのかは興味深いところではある。

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 もちろん、あの場面でディフレクションを起こしながらもポストに当てて決め切るライスの勝負強さが流石であり、ガルナチョとの対比で、こうして英雄が誕生するのだとも実感させられる一戦にもなった。

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