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J3制初のJFL降格危機、ギラヴァンツが監督交代「北九州にプロクラブが存在する意味を重く受け止め」

ギラヴァンツ北九州のエンブレム。(C)SAKANOWA

田坂和昭氏は退任、小林伸二氏が監督兼スポーツダイレクターに復帰。

 J3リーグのギラヴァンツ北九州は9月5日、田坂和昭(Kazuaki TASAKA)監督が辞任し、小林伸二(Shinji KOBAYASHI)スポーツダイレクターが監督を兼任すると発表した。現在、北九州はJ3最下位に低迷、アマチュアカテゴリーであるJFL降格の危機に立たされている。

 田坂監督は栃木SCの指揮官(2019年~2021年)を経て、今季ギラヴァンツ北九州の監督に就任。25節を終えて最下位に低迷。19位のSC相模原と6ポイント差をつけられ、J3制になって今季から採用される史上初のJFL降格の危機に立たされている。

 田坂監督は次のようにコメントしている。

「ファン・サポーター、そしてギラヴァンツに関わる全ての皆様。いつも熱い応援をしていただきありがとうございます。2023シーズンより共に闘ってくれた皆様には大変感謝致しております。

 今シーズンの目標であった昇格を達成することが叶わず大変心苦しく思います。申し訳ございません。

 北九州で過ごした時間は忘れませんし、選手、スタッフ、フロントスタッフ、またファン・サポーターには心から感謝致します。引き続きギラヴァンツ北九州の応援を宜しくお願い致します。ありがとうございました」

 小林氏は監督兼スポーツダイレクターに。2019-21年に続く兼任に。

「ギラヴァンツ北九州に関わる皆様。この度、ギラヴァンツ北九州の監督として就任いたしました。この状況を真摯に受け止めしっかりとトレーニングを行い、順位を上げていきます。北九州にサッカーのプロクラブが存在することの意味を重く受け止め、選手、チームスタッフ、クラブ一丸となって残りのシーズンを全力で挑んで参ります。ファン、サポーターの皆様。これからも熱い声援をお願いいたします。選手たちの力となり勝利を引き寄せるひとつのピースとしてギラヴァンツ北九州を支えてください。引き続きご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします」

 また石田真一代社長は田坂監督退任について、次のようにコメントしている。

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「田坂監督におかれては、選手ひとりひとりと真摯に向き合われる一方で、クラブの理念を体現し、地域との繋がりを非常に大切にしていただきました。 今シーズンのチーム基盤を築いていただいた功績に敬意を表すると共に、これまでのクラブに対する多大な貢献に心より感謝いたします。 クラブといたしましては、JFLへの降格を回避しJ3残留を必ず果たさなければならない中で、苦渋の決断に至りました。 ギラヴァンツ北九州を支えて下さる皆様の想いに応えられるよう、新たな体制で、最後の最後まで戦って参りますので、引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします」