19歳冨安健洋が「ポジティブな無失点」待望のリーグ初出場│ベルギー開幕
ベルギーリーグの開幕戦に出場した冨安健洋。 ©STVV
関根貴大はベンチ外、植田直通は出場せず。
ベルギーリーグ1部(ジュピラーリーグ)の2018-19シーズンが開幕し、シント=トロインデンは7月29日にサークル・ブルージュと対戦し、0-0で引き分けた。2シーズン目を迎える19歳のDF冨安健洋がリーグ戦デビューを果たし、力強い守備で無失点に抑える活躍を見せた。
関根貴大はベンチ外。遠藤航はメディカルチェックなどを行い31日に正式契約を結んだ。一方、サークル・ブルージュの植田直通はベンチ入りしたが試合には出場しなかった。
「今年に入り移籍してきて、昨シーズンは1試合も出られずに悔しい想いをした。1日も早くこのユニホームを着てピッチに立ち、チームの勝利に貢献したい」
開幕を前にそのように語っていた冨安が、4-2-3-1の左センターバックで先発。70分には体を張ったスライディングタックルで、絶体絶命のピンチを救ってみせた。試合は両チーム譲らずスコアレスドローに。無失点の結果を残し、ベルギーでの一歩を踏み出した。
冨安は次のように試合を振り返った。
「ホームで迎える開幕戦とあって、正直、勝ちたかったです。ただ、DF陣として失点をゼロに抑えられたことは一つのポジティブな面だと捉えて、次節に向けていい準備をしていきたいと思います」
冨安は1998年生まれ11月5日生まれの19歳。福岡県出身で、ジュニアユースからトップチームまでアビスパ福岡で活躍。東京五輪世代(現U-21日本代表)にあたり、各年代の日本代表にも選ばれてきた。2018年1月にシント=トロイデンに移籍し、レギュラーシーズンの出場は叶わなかったものの、5月のプレーオフのロイヤル・アントワープ戦で初出場。今季は新たな守備の要として期待されている。
文:サカノワ編集グループ