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崖っぷち対決、大宮が山口を下して最下位脱出

大宮のサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

それでも残り4試合、2勝以上がノルマという厳しい状況が続く。

[J2 38節] 大宮 2-1 山口/2023年10月7日14:03/NACK5スタジアム大宮

 J2リーグ38節、大宮アルディージャがレノファ山口との残留争いの大一番を2-1で制して、最下位脱出に成功した。

 前節まで最下位だった大宮と20位の山口による6ポイントマッチ。ここで負けると、降格ゾーン21位以下がほぼ確実になってしまう大宮は立ち上がりの劣勢を凌ぐと、次第にサイドにできた相手のスペースを攻略。そこで優位性を保ち、試合を進めていく。そして15分、室井彗佑が先制に成功した。

 後半に入っても山口のサイドの修正は施さず、そこでの攻防によって試合が動く。そして56分、ホームチームは左サイドの高い位置で起点を作り、そこから中央のハーフスペースを攻略したアンジェロッティが豪快に追加点を決めた。

 一方、88分、山口の矢島慎也がヘッドのループ弾! 古巣から2試合連続ゴールを決めて、一矢を報いた。

 しかし大宮が2-1で逃げ切り、明日試合のあるツエーゲン金沢を抜いて21位に上昇した。山口とは6ポイント差に詰め寄った。

 大宮の原崎政人監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「良かったです。嬉しいです」「前半とても良い入りをしてくれました。先にゲームを動かせたので、ある程度、落ち着いてできました。ただ最後の1失点はちょっともったいなかったです」と厳しい表情のまま振り返った。

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 辛うじて生き残る大宮だが、J2残留を果たすには残り4試合2勝以上がノルマに。結果によっては次節にも21位以下が確実になってしまう厳しい状況に置かれている。一方、この大一番を落とした山口だが、まだ自力で残留を決められる状況にはある。

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