【U-22日本代表】勇気なく韓国に逆転負け。後方に人数かけて突破口ないまま…アジア大会決勝

佐藤恵允の左サイドの突破から内野航太郎が先制点を決めたが…。

[杭州アジア大会 決勝] 日本代表 1–2 韓国代表／2023年10月7日21:00（現地20:00）／Huanglong Sports Centre Stadium

　中国・杭州で開催中のアジア大会・サッカー男子決勝、U-22日本代表 – U24韓国代表戦、日本は1-2で逆転負けを喫して、13年ぶりの優勝を逃した。

　日本は開始2分、佐藤恵允の左サイドの突破から、跳ね返りを重見柾斗がパス。FW内野航太郎が冷静に右足でファーストシュートをゴール上部に突き刺してみせた。

　しかし、そこから韓国が主導権を握ると、日本は防戦一方に。GK藤田和輝からのビルドアップにこだわる日本だが、スピードと強度の高い韓国には分が悪く、ことごくと自陣でボールを奪われてしまう。

　それでも同じように自陣からのつなぎを続けると、日本の選手がどんどん後ろに降りてきて、いわゆるお尻が重たい状態が続く。選手たちは前を向いたプレーが限られ、チャレンジするパスもほとんど出せない状況が続く。しかし大岩剛監督は修正を施さず、27分、ヘディングから失点を喫してしまう。

　さらに折り返したあとの56分、佐藤が振り切られたあと、チョ・ヨンウクに決められてしまう。

　優勝すれば兵役免除となる韓国は本気モード。パリ・サンジェルマンのイ・ガンインら欧州組4人、さらにオーバーエイジ3枠までフル活用するという陣容だった。そのタレントの差はあったものの、戦略的に勝算はあったのか……。逆転されるまでの勇気のなさがもったいなかったと言わざるを得ない敗戦を喫してしまった。

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　日本は今大会、女子が優勝を果たして2連覇を達成。13年ぶりの優勝を目指した男子は、準優勝に終わった。

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