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本気の韓国に完敗「日本代表のユニフォームに袖を通している以上、言い訳は許されない」福田正博氏がU-22代表へ厳しい一言。アジア大会 日韓戦1-2銀メダル

韓国に敗れ呆然とするU-22日本代表の松岡大起。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「ちょっと厳しい言い方をすると……」

[杭州アジア大会 決勝] 日本代表 1–2 韓国代表/2023年10月7日21:00(現地20:00)/Huanglong Sports Centre Stadium

 中国・杭州で開催中のアジア大会・サッカー男子決勝、U-22日本代表 – U24韓国代表戦、日本は1-2で逆転負けを喫して、2大会連続の銀メダルに終わった。13年ぶりの優勝はならなかった。

 日本は開始2分、佐藤恵允の左サイドの突破から、最後は内野航太郎が冷静に右足でゴール上部に突き刺してみせた。しかしそこから韓国に主導権を握られ、GKからのビルドアップでボールを自陣で奪われることを繰り返し、その流れから失点。後半に逆転を許し、1-2のスコアで敗れた。

 優勝すれば兵役免除となる韓国は、パリ・サンジェルマンのイ・ガンインら欧州組4人を招集し、オーバーエイジ3枠をフル活用するという規定上のフルメンバーで臨んでいた。一方、日本はこの10月にもU-22日本代表の活動があるため、大学生を含む、当落線上や突き上げが期待される選手主体のチーム構成となっていた。

 タレントの差はあった。ただ、アジア大会(アジア版のオリンピック仕様の大会)のファイナルという舞台で、日韓戦をこうした展開で落とすのは、少なからずダメージも大きい。

 しかも今回はTBSで全国生中継されていた。この試合で解説を務めた元日本代表で浦和レッズで活躍した福田正博氏は試合後、日本はいい形で先制点を取りましたが、そのあと韓国に全体的に支配される厳しい試合になりました。よく凌いでいました。ただ、なかなかチャンスが作れず、韓国が強かったという印象を受けます。悔しいですね、すごく」と振り返った。

 さらに福田氏は「ちょっと厳しい言い方をすると……」と、次のように続けた。

「日本代表のユニフォームに袖を通しているわけで、言い訳は許されません。ユニフォームを着ているプライドと責任というものがあります。それを果たそうと韓国相手に戦った90分間でしたが、ちょっと力が及ばなかったなと思います」

 福田氏は試合中、倒れて主審にファウルを主張する日本の選手にも、それでは目の前にいる相手にも勝てないと苦言を呈していた。

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 アジアで勝つ。そして勝ち続ける。ドーハの悲劇の経験者であり、その難しさをよく知る一人である福田氏は、そのように若き戦士たちへ日本代表としての責任とプライドについて、問いかけるように訴えていた。

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