ポチェッティーノ氏がアメリカ代表監督へ「合意に至る」。2026年北中米W杯ホスト国の一つ
6月9日に行われた「ユニセフのためのサッカーエイド2024」でのポチェッティーノ氏。(Photo by Henry Browne/Getty Images)
代表チームを率いるのは初めて。
コパ・アメリカ(南米選手権)でのグルプステージ敗退を受けてグレッグ・バーホルター前監督が解任されたアメリカ代表監督の後任人事だが、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)は8月15日、チェルシーFC前指揮官であるマウリシオ・ロベルト・ポチェッティーノ・トロセーロ氏(Mauricio Pochettino)と合意に至ったという。
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けて、ホスト国の一つである米国の指揮官がついに決まろうとしている。『ジ・アスレティック』によると、USSFは複数人をリストアップしてきたなか、ポチェッティーノ氏を最有力候補として交渉を進めてきたという。そして「彼の陣営と話し合いを続けてきたなか合意に至った」と伝えた。
USSFのスポーツディレクター(SD)であるマット・クロッカー氏とポチェッティーノ氏は、プレミアリーグ8位の好成績を収めたサウサンプトンFC時代に接点があった(クロッカーSDはアカデミーの監督を務め、そのあとイングランドサッカー協会に加わった)。
クロッカーSDは「監督の市場は金銭面も高騰し、とても競争が激しくなっています。フィールドで結果を残すために、プロジェクトを前身させるためには、私の信じるレベルの指導者を招へいすることが不可欠であると考えてきました」と語っているという。そうしたなか、アメリカサイドの熱意が伝わった。
トッテナム・ホットスパーFC、パリ・サンジェルマンなどで結果を残してきたポチェッティーノ氏が代表チームを率いるのは初めてである。同メディアは、米国代表にとっては、2011年から2016年まで務めたユルゲン・クリンスマン氏に続く、知名度のある指揮官の招へいに成功したと評価している。
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2026年の北中米W杯は、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催で開催される。そのホスト国の一つである米国の指揮官が、あとはサインをするだけとなった。決勝の地はニューヨークだ。