【鹿島】浦和との決戦へ松村優太が語ったショルツ&マリウス攻略法「泥臭く。少し強引になってもいい」
鹿島の松村優太。(C)KASHIMA ANTLERS
「チームの歴史上、一番負けてはいけない相手」
[J1 31節] 鹿島-浦和/2023年10月28日14:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのMF松村優太が10月26日、オンラインによる取材に応じて、28日にホームで迎える浦和レッズとの決戦に向けて抱負を語った。
松村はこの“ダービー”へ「タイトルがなくなり、目指すものがACL圏内だけになりました。そこを目指すうえでは6ポイントマッチになります。このチームの歴史上、一番負けてはいけない相手だと認識しています。そこに懸ける想いは、僕自身を含め、チームとしても強いと思います」と意欲を示した。
直近の首位ヴィッセル神戸戦を落として、リーグ戦優勝の可能性が潰えた。次に目指すのはACLの出場権。三層方式になる2024-25シーズンのACL、J1リーグでは上位2チーム(& 天皇杯優勝チーム)にACLエリート、3位にACL2の出場権が与えられる。
松村はこの2位、そして3位以内を狙う。そのためにも浦和打破は使命だと感じている。
「タイトルを失ったのは大きいことですが、あと4試合、そこを全部勝っていくことが大事になってきます。リスタートという意味でもいい相手だと思います。いいシチュエーション。みんなで勢いを持っていきたいです」
「球際や走る部分を再認識しなければいけない。神戸戦はそこで全て上回られた結果、そうなってしまいました。その本質のところで上回るのを前提に、勝負時に僕たちが全て勝っていく試合にしなければいけないと思っています」
センターバックのアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンを中心とした守備は固く失点数はリーグ最少の「22」。松村はその打開策について語る。
「少し強引になってもいいと思っています。綺麗に崩せるシーンは限られ、相手の目の前でボールを回しているだけでは点も入りません。誰がいつどこで仕掛けていくのか。いかに相手がスキを見せたところで、自分たちが突いていくか。綺麗にではなく、泥臭く貪欲にまずゴールを狙っていくことで、相手を崩していくキッカケにしたいです」
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U-22日本代表として、アジア大会でも活躍した。鹿島で4シーズン目、22歳になったアタッカーは「あと4試合、ACLという目標がある限り、僕たちは戦います。一緒に闘ってくれるとありがたいです」と、カシマスタジアムで迎える『ダービー=決戦』での共闘を呼び掛けていた。