東京Vが5戦負けなし3位浮上!「助け合う守備ができている」とロティーナ監督
アラン・ピニェイロが先制! 東京Vは大宮に勝って3連勝で3位浮上。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アジア大会に臨むU-21日本代表に選ばれた渡辺皓太不在の間をどう乗り切るか。
[J2 27節] 東京V 2-1 大宮/2018年8月4日/味の素スタジアム
東京ヴェルディが5試合負けなしの3連勝で、順位を今季最高の3位に上げた。
勝点1差の5位と7位の対戦。前半はホームチームが主導権を握り、アラン・ピニェイロ、ドウグラス・ヴィエイラの助っ人コンビのゴールで2点先取に成功する。しかし後半は大宮の反撃に遭い、三門雄大の加入後初ゴールで1点差に詰め寄られる。それでも最後は組織的な守備でしっかり対応して逃げ切った。
先制点を絶妙なグラウダーのクロスでアシストした東京Vの渡辺皓太は、「いい位置でボールを受けることができて、クロスを入れることができたら、上手くアランが決めてくれました」と振り返った。また、「アウェーで負けていたので勝てて良かったです。(アジア大会は)優勝して帰ってこられるように頑張ってきます」とも語った。
また、東京Vのロティーナ監督は「前半は優位に進められました。ただ、相手も強いチームですし、後半は強いプレッシャーを受けて苦しい展開になりました。クオリティの高い選手が揃っていたので守備面の仕事が増えた。そのなかで勝利を収められた。一人ひとりが助け合う守備ができている」と、守備の攻撃の好循環について語っていた。
渡辺皓太がU-21日本代表としてアジア大会(8月14日~9月1日決勝/インドネシア)に出場するため戦線を離脱するのは痛い。このあと、モンテディオ山形、大分トリニータ、ジェフユナイテッド千葉と続く実力派との対戦をこの勢いのまま乗り切れるか。渡辺が国際経験を積んで逞しく成長し、その間にチーム力も底上げできれば、一番の理想形だ。
文:サカノワ編集グループ