【鹿島】5年無冠…吉岡宗重FDが応じた一問一答。岩政監督の評価、改善点や目標は?「決して『育てる』ということではなく…」
岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「やはり結果ということで判断すると…」
[J1 31節] 鹿島 0-0 浦和/2023年10月28日14:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ31節、鹿島アントラーズは浦和レッズ戦とスコアレスで引き分け、これでリーグ4試合白星がなく順位も7位に落とした。リーグ残り3試合、2024-25シーズンから新方式になるAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得るため、3位以内を目指す(日本からACL優勝チームが出た場合には4位にも可能性)。
鹿島は国内では7年、主要タイトルでは2018年のACL以来5年間の無冠が確定。吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)は試合後、メディアの取材に応じ、次のように答えた。一問一答の主な内容は次の通り。
――ノータイトルに終わった。
「サポーター、アントラーズに関わる全ての方に申し訳ない気持ちです。残り一つひとつ目の前の試合を勝っていくことで、ACL(の出場権)もあり、一つでも上の順位を目指さないといけない。積み上げてきたものをしっかり出せるように、現場と一緒に継続してやっていきます」
――シーズン前半のように戻ってしまったように感じる。岩政監督の手腕について、どのように見ているのか。
「この場で彼の評価などを特段言うつもりはありませんが、彼とは、残りの試合で、しっかり今年積み上げてきたことを出していこうとは話しています」
――ACL圏内が目標に。
「タイトルを失った以上、今はそこを目指してやっていこうと話しています。まず3位以内を目指しながらやっていきます(※1・2位&天皇杯優勝チームがACLエリート、3位がACL2に出場。ただしACL2023をJリーグチームが優勝した場合に出場権が変わる可能性も)。まずは一つ上の順位を目指すところ。そこに向けてやっていくだけです」
――結果を求めるなか、経験のなかった岩政監督を起用。監督を育てながら勝とうとしたが、結果を残せなかった?
「任された以上、彼もここでやるミッションは分かっています。決して育てるという意味はなく、ただクラブとしては成長していかなければいけないと思っています。タイトルを獲れていない以上、継続していくことと改善していくこと、良くしていくことはしっかり整理し、そこに取り組んできたつもりです。やはり結果ということで判断すると、まだまだやらなければいけないことはあると思っています」
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鹿島はリーグ戦ラスト3試合。11月11日にはホームで柏レイソルと対戦する。