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パリSGがエムバペと契約更新しない方針

パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

振り回されるのに疲れた!? 現地メディアが伝える。

 フランス1部パリ・サンジェルマンは来夏、所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)との契約延長を希望しない方針だという。

 エムバペは今季2023-24シーズンまでパリSGと契約を結んでいる。1年間の延長オプションが付帯されているが、結局これまで行使せずにいる。

 ただ移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、エムバペがパリSGと契約延長する選択肢もまだ残しているとも伝えており、フランス代表ストライカーは最後までカード(選択肢)を残しておく考えのようだった。

 ところが逆に、クラブ側が契約更新しないことを決めたという。『フット・メルカート』が11月16日に報じた。

 同メディアによると、これまで「エムバペに揺さぶられてきた」パリSGは堪忍袋の緒が切れ、もはや選手一人に振り回される状態から脱したいと考えているという。レアル・マドリードがフリートランスファーとなったエムバペを獲得するという噂が絶えないが、スペイン国内ではこの噂は潰えた――という報道もあった。

 いずれにせよPSGは延長オファーを出さないという方針のようである。同メディアは、レアル・マドリードにとっては「より都合が良くなる」と見る。とはいえ白い巨人は、エムバペのメインポジションである左ウイングのヴィニシウス・ジュニオールと長期契約を更新。ここで駆け引きが生じていて、エムバペは本当にマドリードでのプレーを希望するのか……レアルとの交渉も長く時間が掛かる可能性があると見ている。

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 ナセル・アル=ケライフィ会長は当初、エムバペのフリーでの放出はあり得ない、フランスサッカー界にとっての大きな損失になると強調していた。しかし、エムバペを雇うためには総額2億ユーロ(約326億円)が必要とされ、資金的にも負担が重くのしかかってくる。

 そしてレアル・マドリードとしても、エムバペ一人にクラブが振り回されるのだけは避けたいところ。もちろんエムバペ側もそういったワンマンプレーのレッテルを剝がしたい思いも強い。いろいろな駆け引きや思惑が働くなか、あるいは、噂されるリバプールFCなどプレミアリーグ勢からのアプローチもあるか!? 

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