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VARがあれば…YS横浜-長野で「誤審」、オフサイドによりゴール認められず

(C)SAKANOWA

小西のクロスに三田がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らすも…。

[J3 37節]YS横浜 1-1 長野/2023年11月26日13:00/ニッパツ三ツ沢球技場

 J3リーグ37節のY.S.C.C.横浜 – AC長野パルセイロ戦は、船橋勇真、萱沼優聖のゴールで1-1の引き分けに終わった。

 この試合の23分、誤審と見られるシーンがあった。長野がサイドから揺さぶる素早い攻撃を展開。そして右サイドで仕掛けた小西陽向がひとつ中に切り替えてから左足でクロスを放つ。これをファーサイドにいた三田尚希がダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。

 長野先制! と思われた。しかし副審が三田のオフサイドであると旗を上げる。主審はそれを見て、ファウルでノーゴールと判定した。

 しかし中継したDAZNの映像では、このシーンは「オンサイド」であることが明らかに。小西がワンフェイクを入れてDFや相手の間合いをズラし、ただ三田はしっかりと相手の最終ラインを意識し我慢したあと飛び出していたが……。

 副審が小西のフェイントの際に少しラインの前へ出て、キックのタイミングを見誤ってしまったことで起きてしまったと見られる。

 もしも、VARがあれば……。ほぼ確実にオンサイドと判定されていたシーンだった。

 試合はそのあと1点ずつ取り合い引き分けている。両チームともに中位に位置しているが、もしもJ2昇格やJ3降格がかかっていた場合には……より問題になっていたシーンだった。

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 来季からはJ3のDAZN中継がなくなるため、こうした判定が検証される機会も減ってしまいそうである。国際サッカー連盟(FIFA)によるトライアルも進められてきた「VARライト」の採用なども期待されるところだ。

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