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河野太郎大臣スマホ注意、ホリエモン「アホみたいな話」。無意味なルールを「守る正義」前例主義に疑問

河野太郎大臣。(Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

日本に蔓延する思考、「子供までそういった精神が宿ってしまう」と危惧。

 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が11月28日、ユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で、「国会でスマホ使えないっておかしくない?【河野太郎大臣スマホ使用で注意】」と題した動画をアップした。このほど衆議院予算委員会で、2019年3月の外相は誰だったかと本題とは直接的に関係ない質問をされ、河野デジタル担当大臣がスマートフォンで調べようとしたところ、末松信介委員長からスマホ使用を禁止されていると注意を受けた。

 また、委員会審議ではタブレットの使用は認められているが、スマホは禁止されているというルールになっていることも分かったという。党派を越えて、このルール見直しを訴える声もさっそく多数出ている。

 そうしたなか堀江氏は「アホみたいな話」と呆れた。

デジタル改革担当大臣というデジタルを推進する立場として、何が問題あるのかと(行動で示した)。政府としてDX推進を謳っているのに、衆院予算委員会はスマホの持ち込みも禁止するのか、スマホで業務に必要なことを検索することも許さないとは本当にアホみたいな話ですよね」

 日本の前例主義、ルールがあるから守らないといけない、それを守る者こそ「正義である」という考えがいまだに蔓延している社会にメスを入れるべきだと考える。

「『ルールがある』と言い出す人がいる。決して(スマホ使用の)罰則はないはずですが、ずっとそんなことをやっているから示しがつかない。子供までそういった精神が宿ってしまう。ルール至上主義というか、時代に沿っていないルール。全く合理的ではない」

 そのうえでゴルフ場での「ポロシャツインルール」を守らせようとするエチケット委員会がいて、それを注意するのを喜んでいる人がいることなども一例に挙げた。堀江氏は「小学校の時から続く、ルールを守ることが絶対正義であるというクソみたいな考え方が日本全体を覆っているのではないかと考えます」と指摘した。

「スマホで公務をこなし、いろんなことを考えたり調べられる。優秀な人たちの時間をスマホを使わせないことで無駄に奪っているのは、税金の無駄遣いでしかない。誰かにこの状況を変えてほしいと思いました」

 そのように「そもそもセレモニー」という国会の機能度の低さを指摘していた。

「デジタル大臣は、わざとやったんじゃないかなと思います。彼のような責任ある立場の人が、よく分からない意味不明なルールを守らなかったと文句を言われる。この状況が世間から批判される世の中になればいいと思います」

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 サッカーをはじめスポーツ界の組織でも、過去の“伝統”に守られた時代遅れと言えるルールは少なくない。湘南ベルマーレの元代表でもある河野大臣が、ひょっとするとあえて戦略的に(!?)、テレビカメラの前で取った行動とその波紋。堀江氏は「意味のないルールをのさばらせておくことが負であると分かってくれる世の中になってほしいと思いました。スマホを予算委員会で使えないのはおかしな話です。デジタル大臣、河野さん、変えてください!」と、河野大臣に期待を寄せた。

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