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【鹿島】カイキ、エレケ退団、ピトゥカはサントス移籍。最後に残したメッセージとは?

鹿島のディエゴ・ピトゥカ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ゴール取り消しには「優磨と『なんであそこにいたんだ』と冗談を言い合いました。勝てたことが全てです」。

 J1リーグの鹿島アントラーズは12月7日、アルトゥール・カイキ(ARTHUR CAÍKE)、エレケ(ELEKE)が契約満了に伴い今季限りでチームを離れると発表した。またすでにブラジルではアナウンスされていたディエゴ・ピトゥカ(DIEGO PITUCA)のサントスFCへの完全移籍も、鹿島から正式に発表された。

 一時期は前線の核となって爆発的なプレーを見せたカイキは、次のようにコメントしている。

「鹿島アントラーズのユニフォームに袖を通し、プレーできたことに感謝しています。自分の夢だった日本でプレーすることができ、幸せでした。3年間、常にベストを尽くしました。タイトルを届けられなかったことは心残りですが、いつも僕だけでなく、家族まで温かく支えてくれたサポーターの皆さんを忘れることはありません。アントラーズに幸運が訪れることを、期待しています!」

 またエレケは「自分を温かく支え、愛情を込めて接してくれたサポーターの皆さんへ、この場を借りて感謝を伝えたいです。鹿島アントラーズの成功を、心から祈っています」と感謝している。

 ピトゥカは12月3日の横浜FC戦後、「(サポーターに何を伝えたのか?)私がここに来たのはタイトルを獲るため。絶対にここで優勝するのだと取り組んできましたが力が足りず、彼らの支えには感謝し、本当に申し訳なかったと伝えました」と語った。

 この試合では、鮮烈の左足のショットを突き刺した。しかしシュートの軌道に鈴木優磨がいたということで、本来VARオンリーレヴューで決まるものの異例のOFRを経てのオフサイド判定で取り消しとなった(状況的に、西村雄一主審と審判団はゴールで良いという判断だったが、VARはオフサイドの反則だという認識でOFRを推奨。西村主審がそれを受け入れて映像をチェックした形だったと見られる)。

「皆さんがゴールを期待してくれていたのは感じていました。ゴールはVARで取り消され、試合後、優磨には『なんで、あそこにいたんだ』みたいに冗談は言い合いました。ただ、一番大事なのはチームの勝利。今日勝てたことが全て。ゴールよりも勝利で終えられたことが嬉しいです」

 そして31歳のブラジル人ボランチは、こんなメッセージも残していた。

「鹿島には可能性と力のある若手のタレントが揃っています。サポーターが彼らを信じ続けて、サポートしてくれれば、必ずタイトルを獲得できるはずです」

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 ピトゥカ自身は「この1年間、家族とともに走り続けたきたので、一緒に少しメンタル面の休養に充てたいです」と語り、笑顔でカシマスタジアムを去っていった。

Posted by 塚越始

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