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多くの人が賛同、本田圭佑「日本がスポーツ大国の理由」

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

課題も挙げる。

 実業家である元サッカー日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)が12月26日、自身のエックス(旧ツイッター)(アカウントは @kskgroup2017)を更新し、「日本がスポーツ大国の理由」と題してポストし、多くの人から賛同を得ている。同時に課題についても言及している。

 世界各国さらに日本全国を訪れてスポーツと土地柄・国柄などの関係性を見てきたなか、本田は「いくつもあるわけやけど、個人的に1番はこれかなって思うのは、部活動」と、運動部の存在を挙げる。本田は次のように続ける。

「中学校や高校で部活による『ボトムアップ』がここまで国として機能してるのは日本が世界トップクラスというのは僕が知ってる限りでは間違いないと思う。(※部活動でも指導者の格差や人数が少なくて出来ない競技があるなど課題も多い) が、それでも事実として日本の部活は沢山のトップアスリート輩出に大きく貢献してきた世界でも珍しい&凄いシステムである」

 日本サッカー界のプロサッカー選手になるためのキャリア・パスウェイ(その職に辿り着くまでの経歴)も、J1リーグでは、育成組織からの昇格が主流になりつつあるなか、高校、町クラブ(学校に通いながら)、大学から、プロさらには日本代表になった選手が万べんなくいて、世界の中にもない構造になっている(日本サッカー協会は、10代の若い年代でのA代表入りを増やしたいというが[エリート化]、果たして、その必要性があるのかという議論も出ている)。

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 一方、本田が指摘するように、学校単位では、サッカーや野球など、強豪以外はなかなか人数を集めるのも難しくなりつつある。教職員の課外活動の携わり方も、様々な問題点が指摘されつつあるなか、この日本の“武器”がどのように変貌していくのか。裾野レベルではなかなか改善されずにいるセルジオ越後氏が常に訴えてきた”試合に出られない選手をなくすこと”など、サッカーが人気スポーツであるためには、いろいろな取り組みも必要となっていきそうだ。

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