【日本代表】堂安律『ゼロトップ』構想浮上「周りの選手を生かしながら、シュートを打てるポジション」
堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
上田綺世と浅野拓磨の欠場に伴い、森保一監督が示唆。
[TOYO TIRES CUP2024]日本代表-タイ代表/2024年1月1日14:00/国立競技場
国際親善試合「TOYOタイヤカップ2024」、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が2024年1月1日、タイ代表と国立競技場で対戦する。日本代表の堂安律(SCフライング)が試合前日の12月31日、トレーニング後の取材に応じて、タイ戦、カタール・アジアカップ、そして新年への決意を口にした。
上田綺世(フェイエノールト)、浅野拓磨(VfLボーフム)と二人のストライカーが、このタイ戦を欠場することが決定。森保一監督は試合前日の記者会見で、堂安や南野拓実(ASモナコ)が前線に入る、あるいは「ゼロトップ」もあり得ると起用法について言及した。
その構想を聞いた堂安は「ワントップよりも、周りの選手の良さを活かしながらプレーできます。シュートを打てるポジションで、背後を突く動きを試せる機会にもなる。来年はより『結果』と『数字』にこだわりたい。その初戦、もしも使ってもらえれば、結果にこだわりたいです。十分問題なくプレーできると思います」と頷いた。
2023年から2024年へ。堂安は2023年について「結果」がついてこなかったと振り返った。
「2023年は、内容は悪くなかったものの結果がついてこなかった。数字さえついてくれば、という感覚はあります。2024年はもう一度、ゴールと数字を意識してやりたい。今年よりも来年のほうがシュートの数を意識したいです」
「所属クラブでの数字にも満足していません。圧倒的にシュートの数が減り、自分らしさが減った印象があります。自分が一番調子良い時はシュートを打てている時。賢くなりすぎてバックパスしている自分は、あまり良さを出せていません。どんどん(足を)振っていく変化は必要だと思います」
そしてこのあとのアジアカップに向けて、「強い気持ちで挑もうと思っています。なめたらやられます。前回の初戦で痛い目にあっているので、経験している自分がアドバイスや意見を言えればと思います」とも気を引き締めた。
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まずは新年初戦となるタイ戦。25歳のレフティは「観ている人を楽しませられれば。自分としては、それが一番大きいですね」と、満員で埋まる元日・国立決戦を楽しみにしていた。