ナイキは破格!?城彰二氏が「スパイクのスポンサー裏話」を明かす。日本代表出場1分で…
98年のフランスW杯のジャマイカ戦でシュートを放つ日本代表の城彰二。 Credit: Clive Brunskill /Allsport
プーマ、アシックス、それぞれ魅力的だが…。ユーチューブの『JOチャンネル』で動画を公開。
元サッカー日本代表の城彰二氏がこのほど、自身のユーチューブチャンネル『【元サッカー日本代表 城彰二】JOチャンネル』で「【破格の条件でナイキと契約!?】スパイクのスポンサーの裏話/スポーツ選手の契約事情」と題した動画をアップして、話題を集めている。
ヨーロッパのスター選手に関して、スポーツメーカーとのスポンサー契約の一部内容が時々明らかになることもある。ただしJリーグや日本代表選手で、そういった話が公に語られることはほぼない。城氏によると、チームメイトであっても「現役の選手が『俺はこういう契約です』と言うことは、さすがにない」ということだ。
そうしたなか日本代表のエースだった城氏が、現役時代のスパイクのスポンサー契約の“舞台裏”について、とても興味深いエピソードを明かしている。
日本サッカー界が最初のブームに乗っていた時代だった。Jリーグが人気を博し、ジョホールバルの歓喜を経て、日本代表が1998年のフランス・ワールドカップでW杯初出場を果たした。その最初の波が来ていた時、鹿児島実業高校からジェフユナイテッド市原・千葉(当時:ジェフ市原)に加入した城氏は、98年のW杯では岡田武史監督のもと日本のエースに指名された。
今回の動画では鹿実時代からのスパイクの”勧誘”、プロ入り後の契約の変遷、「田舎から出てきたばかりだったから……」という城氏が10代で経験した、一流プロアスリートへの”驚き”の接待などを語っている。
またプーマ、アシックスと契約してスパイクを履いてきた城氏だが、98年のW杯直前、ナイキとスポンサー契約を締結した。金額や具体的な内容まではもちろん明かしていないものの、クラブから得ていた給料以上にあたるという、その際の“衝撃の契約”についても語られている。
城氏はそこからスペインでのプレー、さらに日本復帰……プロ生活を終えるまで、ナイキ社のスパイクを着用しプレーを続けたそうだ。さらに、”Nikeブランド”のサッカーのみならず他競技やアパレルなどの商品も自由に手に入れられるような契約内容になっていた。動画内では「日本代表出場1分で〇万円という内容もあった」と明かされている。
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ちょうど日本のマーケットに参入したばかりだったナイキは、高木琢也氏、北澤豪氏らが着用。徐々に人気を広めていったなか、城氏もパイオニアの重要なキーパーソンとなっていたことが分かる。