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【移籍】田中碧、夏のボルシアMG移籍で「合意」。日本代表DF板倉滉とチームメイトに?

田中碧。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

DFBカップ準決勝進出で資金5億円を確保、『ビルド』が報じる。

 この冬の移籍マーケットでもその動向が注目されたドイツ・ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧(Ao TANAKA)だが、次の夏の移籍マーケットで、ブンデス1部ボルシア・メンヒェングラードバッハに加入することで「合意」に至ったようだ。ドイツメディアの『ビルド』が2月5日に報じた。

 田中は元日に国立競技場で開催されたタイ代表戦(〇5-0)に、日本代表として臨みゴールも決めた。しかし、試合直後に発表されたアジアカップのメンバーには入らなかった。森保一監督は田中に限らず選手の当落に関して、「選手それぞれに事情があります」と語っていた。大陸別の国際大会への選手招集は、各国サッカー協会(FA)に優先権があったなか、田中が外れたのは、ごく自然に戦力として佐野海舟や旗手怜央らが優先されたという見方もある一方、その指揮官のニュアンスから移籍の可能性もあったためではないかという憶測も立っていた。

 実際、田中のもとには、この1月の移籍期間、伊東洋輝と原口元気の所属するVfBシュツットガルト、イタリア・セリエAのUSサッスオーロ・カルチョなどから獲得の申し出があったという。しかし、いずれも条件が満たされなかったため、フォルトゥナは拒否したとされる。そうしたなか田中自身はドイツ2部でありながらレギュラーポジションを失う時期もあったが、最近はチームの中心としてプレーを続けている(ただしデュッセルドルフはリーグ5位と苦戦を強いられている)。

『ビルド』によると、デュッセルドルフはDFBカップ準々決勝でザンクト・パウリをPK戦に末に下してベスト4進出。これでクラブは323万ユーロ(約5億1000万円)を獲得することが確定し、田中の獲得へゴーサインが出て「事実上『合意』に至った」と報じている。田中の移籍金は約250万ユーロ(約4億円)と見られるという。

 ボルシアMGは、夏にドイツ代表フロリアン・ノイハウスの退団、U-21フランス代表(パリ・オリンピック世代)クアディオ・コネの売却の可能性があり、センターハーフの有力タレントの確保が至上命令になっていた。

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 ボルシアMGにはアジアカップを戦った日本代表の板倉滉が所属している。(板倉にもプレミアリーグなどからの獲得打診の話があるが……)、新シーズンはセンターラインに日本代表の二人が並んで、チームメイトとして戦う日が来るか!?

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