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誤進入防止システムが故障…羽田航空機事故、ホリエモンが重なった「5つ」のミスなど原因を整理

羽田空港 (C)SAKANOWA

犯人探しではなく再発防止の徹底を強調。

 羽田空港で1月2日に日本航空(JAL)の旅客機と能登地震の被災地へ物資搬送に向かおうとしていた海上保安庁の航空機が衝突し、海保機に乗っていた5人が亡くなった航空機衝突事故について、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は1月5日、自身のユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、「羽田空港衝突事故の考えられる原因と再発防止の取り組みについて解説します」と題した動画を公開した。堀江氏は複数のミス、“勘違い”、そしてトラブルが重なったことで、こうした重大な事故を招いたのではないかと、これまでの状況を整理した。

 現在主要メディアでは“犯人探し”が躍起になっている。しかし複数の問題が絡んだことで、こうした重大な事故は起こるものだと堀江氏は強調。無線のやりとりでの勘違い、さらに誤侵入防止装置が停止していたことなどが、主な要因に挙げられるのではないかと語った。

 無線では羽田空港の管制から、この海保機が被災地支援に向かうため、他の旅客機より先に出発する「ナンバーワン(最優先)」であると伝えられていた。海保機の副操縦士も「OK」と反応していた。ところが、その後、停止線での待機指示が出たものの、同機は滑走路に出た。そこで今回の事故が発生した。

 堀江氏によると、機長はこの指示が出発も優先されると捉えて、滑走路に出たのではないかと推察。今後ボイスレコーダーで解明されると見られるが、副操縦士は状況を理解していたものの、自衛隊とあって上司である機長の考えが優先されて、そのように滑走路に出て、そこで待機するなど混乱を招いた可能性もあると指摘していた。

 さらに滑走路への誤進入を防ぐ「航空機ストップバー灯システム(STBLシステム)が、この羽田空港の「C滑走路」では、12月27日から「故障中だった」そうだ。堀江氏はこれが「さらに大きな原因の一つ」と見ていた。

 空港の管制もその誤進入に気付けた可能性もあったはずだった。さらに旅客機が滑走路に何かしらを目視で確認し着陸を一旦キャンセルすることは頻繁にあることで、今回JAL機も目視で確認できなかったか(夜間だったことや滑走路途中に小型機がいるというシチュエーションで見逃されたともされる)。また、海保機も後方からJAL機が接近していることに気付いていた可能性もあるが、あくまでも「自分たちが優先」として、まさか衝突するとは想像していなかったのではないか。こうして「管制」「航空機」「海保機」それぞれの目視などでの確認、さらに「誤進入防止システムの故障」「無線連絡」……5つ以上、いくつもの回避の可能性がすり抜けられてしまったのではないかと、堀江氏は見ていた。

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 被害者も出ている。とはいえ、堀江氏は犯人探しはそれほど重要ではないと説明。誰かの責任にするのではなく、このシステム全体の問題を改めて検証し、羽田空港が世界一安全であるために、再発防止を徹底すべきだと訴えていた。

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