令和ロマン高比良くるまさん活動自粛、堀江貴文氏「日本にはもっとよく分からないパチンコがあるが…」、オンラインカジノ巡る賭博罪の問題点を指摘
堀江貴文さん。(C)SAKANOWA
ユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で。「日本はギャンブル大国」
吉本興業に所属する令和ロマンの高比良くるまさんが2月19日、オンラインカジノに関する事情聴取を警察から受けたとされる一部報道による騒動を受けて、当面の間、芸能活動を自粛すると自身のSNSで発表した。相方の松井ケムリさんはオンラインカジノを行ったことがないと強調し、活動を継続する方針を示している。
この高比良さんが警察から事情聴取を受けたという報道を受けて、実業家の堀江貴文氏は2月18日に自身のユーチューブチャンネル「ホリエモンチャンネル」で、「令和ロマン・髙比良くるまさんのオンラインカジノ報道について解説します」と題した動画を公開。日本の賭博罪ができた経緯、さらに公営ギャンブルが国によって認められてきた社会的背景など詳しく解説して、今後を展望している。
賭博罪がまず制定されたのが明治時代である。それから基本的には反社会的勢力が胴元となってアングラマネーを稼ぐのを防ぐため、勝手に賭博場を開設するのを厳しく取り締まることが一番の目的とされてきた。インターネットの普及や本社が海外にある胴元に賭けるというケースは想定されていない。そのため堀江氏は次のように指摘する。
「オンラインカジノが合法的な国で免許を受けて運営しているところで、日本人が賭けるのは、その国でしているのと同じと見なされないのか。そもそも、その行為を禁止するための法律ではないのではないか。争って無罪を勝ち取れる可能性は、なくはないのかな? とは思います。もちろん法律の解釈によるし、危ない橋を渡れ、という意味ではありません。ただ、そういった議論が起こるのではないかと思います」
もしも最高裁まで争えば、賭博罪の立法趣旨を踏まえると、処罰できない……。その可能性が決してゼロではないのでは……と見解を示した。ただし、弁護士や法律家の考え方によって、捉え方も変わるのではないかと解説している。
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「(いずれにせよ基本的には)賭博をすれれば(日本では)処罰されます。だから危ない。でも、日本にはもっとよく分からないグレーゾーンのギャンブルであるパチンコがあります。三店方式というが、歴史と伝統で処罰されていないだけ。みんな換金している。日本はギャンブル大国。(様々な分野でグレーゾーンが多い)ギャンブル大国なのに、ギャンブルを処罰するという、なんかちょっと変な国です」