清水エスパルス内定の市立船橋FW郡司璃来、清々しい表情で完敗を受け止める「市船に来て本当に良かった」

「もっと持ち味であるドリブルで仕掛けていきたかった」

［高校選手権 準決勝］青森山田 1［4PK2］1 市立船橋/2024年1月6日12：05/国立競技場
※準決勝から45分ハーフ

　全国高校サッカー選手権・準決勝、市立船橋は久保原心優のゴールで後半に追い付いたもののPK戦を2-4で落とし、青森山田の牙城を崩すことはできなかった。清水エスパルス入りが内定している市立船橋のFW郡司璃来は試合後、「とても悔しいです。自分の力不足でチームを勝たせられず、非常に残念な気持ちでいっぱいです」と振り返った。

　前半はなかなかボールに絡めずにいた郡司だが、後半は司令塔である太田隼剛からのタテパスを前線で受けて起点となり、何度も脅威を与えた。

「ハーフタイム中に話し合って改善し、後半はいい形でゴール前まで持っていけました。そこで決め切らなければいけなかった。力不足で、悔しい気持ちでいっぱいです」

「得意なプレーを出せず非常に残念でした。もっとボールを引き出さなければいけないと思いますし、もっと持ち味であるドリブルで仕掛けていきたかったです」

　そう試合を振り返った郡司だが、涙はなかった。むしろこの”完敗”を受け入れ、表情はどちらかと言えば晴れ晴れとしていた。

「プロに行くことが決まってからは、こんなメンタルではやっていけないと、そこから変えていこうとしていました。この舞台に立てましたし、市船に来て本当に良かったと思います」

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　清々しい表情を浮かべた市船ブルーの『10番』は「終わってしまったので、あとは切り替えなければいけないと思います」と前を向いた。次のステージは清水エスパルス――J1昇格へ、さっそく力になれるはずだ。