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堀越ハンパない。近江に敗れるも佐藤実監督「全国4勝」称賛。高校サッカー選手権、東京都代表として新国立4強のピッチに初めて立つ

厳しいマークをかいくぐろうとする堀越の伊藤蒼太。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「Tリーグに所属している仲間たちに、ここまで来れるぞ、というところは見せられたと思います」

[高校サッカー選手権 準決勝]近江 3-1 堀越/2024年1月6日14:10/国立競技場
※準決勝から45分ハーフ

 全国高校サッカー選手権・準決勝の第2試合、堀越(東京A)が近江(滋賀)に1-3で敗れ、初のベスト4で涙を飲んだ。

 東京都代表では100回大会で、関東一高がベスト4に進んだものの、コロナウイルスの影響で参加辞退を余儀なくされた。今度は堀越が東京都代表として、とうとう新しくなった“ホーム”国立のベスト4のピッチに初めて立った。

 堀越の佐藤実監督は試合後の記者会見で、その一歩を刻めたことを喜んだ。

「東京のTリーグ(T1リーグ/高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ東京)に所属している仲間たちに、ここまで来れるぞ、というところは見せられたと思います。東京都の中での戦いや地区予選は決してレベルが低いわけではなく、他のチームの子たち、指導者の皆さんにも、この結果で何か勇気や希望を与えられたことができたのかなと思っています」

 また、全国選手権で「4勝」を挙げたことについて、指揮官は「ハンパない」と、選手たちを称賛した。

「(大会中のボトムアップについて)それがなければ、ここまで来れませんでした。今大会5試合目、全国(大会)で四つ勝つのは、ちょっとハンパではないことだと思います。彼らが自分たちで準備して、僕らよりも相手のことを見ていて、ロッカールームでも『〇〇くんはどうだ』といった声がたくさん聞かれました。みんなで考えてきたからだと認識しています。それがなければ、ここまで来れなかったと思います」

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 日本サッカー協会(JFA)の推進してきた都道府県などのレベルでのリーグ戦方式の浸透も、この堀越のベースにあったに違いない。選手は入れ替わるが、さらに突き抜けて――選手権の決勝進出……そして全国制覇へと向かっていけるか。その”夢”は”目標”となった。

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