×

【浦和】宇賀神友弥が伊藤敦樹との「背番号3」の裏話を明かす「ウガさんが戻ってくるのだったら…」。35番に込めた初心と盟友・槙野智章への想い

宇賀神友弥を中心に、日本人の新加入選手が新ユニフォーム姿で記念撮影。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

目標は「リーグ優勝」。2021年に退団した際、「一つそれが心残りでした」。

 J1リーグ浦和レッズの2024シーズン新体制発表会が1月14日、埼玉スタジアムで行われた。ペア=マティアス・ヘグモ監督の就任記者会見のあと、日本人の新加入選手、復帰した9選手が登壇して決意を口にした。

 3シーズンぶりにFC岐阜から復帰した宇賀神友弥は、3月23日で36歳になる。今回2010年に浦和へ加入した当初つけていた「35番」を再び背負うことになった。

 浦和では「背番号3」を11シーズンにわたってつけていた。今回、そのナンバーを継承した伊藤敦樹から、宇賀神に「3番」を戻す提案もあったそうだ。しかし2022年から2シーズンつけて、日本代表入りも果たした伊藤の番号にも染まり認知されてきているだけに、空いていた「35」を選択したそうだ。

「3番は伊藤敦樹選手に継承しました。敦樹に『レッズへ戻ります』と話した時、『ウガさんが戻ってくるんだったら(3番を)つけてください』と言っていただきました。ただクラブとして、伊藤敦樹選手を押しているので、(3番は)宇賀神ではなく伊藤敦樹で売りたいと(笑)。そこで1年目につけていた35番をつけて、一から始めようという気持ちと、サッカー人生の最終章と言いますかそこに向けてもう一度やっていきたいと思いました」

 さらに浦和でともに一時代を築いた槙野智章への想いも口にした。

「また新盟友である槙野選手がつけた5番とともに、3プラス5で「35番」と、そういう気持ちも背負って戦いたいです」

 宇賀神が浦和に在籍した間には、ルヴァンカップ、二度の天皇杯、そしてAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と主要4つのタイトルを獲得している。退団した2021シーズンにも天皇杯を制している。それだけに、あとはリーグ優勝への想いも強い。

「まさかこうした形で戻ってくるとは思ってもみませんでした。浦和レッズを退団した時、Jリーグ優勝できなかったのが一つ心残りでした。この素晴らしいメンバーとともに、Jリーグ優勝を必ず成し遂げたい強い想いで帰ってきました。この年齢で戻ってくることに、いろいろな意見があると思います。僕自身、引退しに来たわけではありません。このチームでしっかりポジションを掴み、勝利のために貢献し、Jリーグのタイトルを掴み取りたいです」

関連記事>>【浦和】新ユニフォーム販売トップ5、興梠慎三、ショルツ、伊藤敦樹…唯一の新加入選手は?

 宇賀神はそのように「リーグ制覇」への決意を口にした。そしてタフネスなサイドバックは「『ただいま』は埼スタのピッチに立った時に言いたいです」と、ポジションを本気で掴みにいく覚悟も示した。

宇賀神友弥。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

Ads

Ads