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エムバペ激白「東京オリンピックに出場したかった」。今夏のパリ五輪は!?

エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

オーバーエイジでの出場の意思を問われ。

 2024年6月でパリ・サンジェルマンとの契約満了を迎えるためその動向が注目されるフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が『GQ』のインタビューに応じ、1月17日に公開された。そのなかでエムバペはコロナ禍で1年延期されて開催された東京オリンピックに「出場したかった」と明かしている。

 1998年生まれのエムバペは、2020年に22歳と“東京オリンピック世代”にあたる。当初は五輪とEUROへのダブル出場も目指していた。

 ところが新型コロナウイルスのパンデミックが発生。東京五輪は1年延期され、無観客で開催された。当時もパリSGに所属していたエムバペだが、様々な検査が必要であり移動にも制限のかかっていたアジアへのツアーのリスクを回避。クラブから許可が下りず、パリSGとEUROの戦いに専念した。

 東京五輪でフランス代表は日本代表に0-4で敗れるなど、グループステージ1勝2敗で姿を消すことになった。フランスが同年代の“2軍”といえる陣容になったとはいえ、冨安健洋、三笘薫、久保建英、堂安律らを擁する日本がヨーロッパ勢に対しより自信を深める一戦になったのも事実だ。

 今夏パリ・オリンピックが開催される。エムバペにはオーバーエイジでの招集を期待する声も多い。ただし、EUROドイツ大会も並んで行われる。

 両コンペティションに出場するとなれば、クラブと代表チームで凄まじい試合数を消化しているスーパースターに、さらなる負担がかかってしまうことになる。そのあたりを問われたエムバペは、インタビューで次のように語っている。

「自分の人生とキャリアのなかで、これ以上無理強いはしたくないというステージにまで来ているのは事実です。とはいえ、もしも来てほしいと聞かれたら、ぜひ行きたいです。でも、それは無理だとなれば、理解します」

「全てのアスリートにとって、オリンピックは特別な場所です。私は(前回大会の)東京に行きたかった、なぜなら、全てを勝ち獲り、重要な選手としてフランスチームの歴史に名前を刻みたいからです」

 そのように東京五輪で“歴史を作る”というミッションそのものが幻に終わったことを悔やんでいる。

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 ミシェル・プラティニ、ジネディーヌ・ジダン……。偉大なレジェンドに続く、いや彼らを超える存在になるため、エムバペはビッグタイトルへのこだわりを見せている。それもまた新天地の選択、あるいは残留を決断する際の判断材料の一つになりそうだ。

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