角田涼太朗がイングランド2部カーディフ完全移籍、ベルギー1部コルトレイクへ期限付き移籍

「F・マリノスでプレーした自信と誇りを胸に、より大きな選手に」

　J1リーグ横浜F・マリノスは1月23日、DF角田涼太朗(Ryotaro TSUNODA)がイングランド・チャンピオンシップ(実質2部)カーディフ・シティFCに完全移籍し、ベルギー1部KVコルトレイクへ期限付き移籍することが決まったと発表した。

　角田はマリノスファミリーへ次のように感謝している。

「愛するマリノスファミリーの皆さまへ

　この冬、海外への挑戦を決断しました。新シーズン始動のタイミングになってしまい申し訳ありません。

　優柔不断な自分なりにたくさん考えて、考えて、考えて、強い覚悟を持ち今回の決断に至りました。昨シーズンはケガを繰り返し、なかなか貢献もできずに大好きなチームを離れることは本当に心苦しく、情けないという気持ちがあり決断にブレーキをかけていました。

　ただ、この先ステップアップをして、より大きな選手になることで恩返しをしたい、横浜F・マリノスで育った選手として世界の舞台で戦いたいという想いでチームを離れる決断をしました。

　横浜F・マリノスに関わる全ての方々に、言葉に表せないほど心から感謝をしています。海外に行かずにF・マリノスでずっとやり続けたいと本気で考えていたこともありました。このチームとまだまだ成長していきたいし、見たい景色があります。

　海外志向がある自分を少し恨めしく思う自分もいました。そう思わせてくれるほど充実した時間を過ごし、F・マリノスでの日々とファミリーの存在が僕の支えでした。

　それでも、自分が納得するまで上を目指し挑戦し続けたいとも思えました。それも F・マリノスでともに戦った仲間と、日々高いレベルで切磋琢磨できたからです。F・マリノスが僕に全てを与えてくれました。

　今の角田涼太朗があるのは、間違いなくF・マリノスでの2年半、JFA・Jリーグ特別指定選手の期間を含めると、3年半近くの時間があったからです。2020年10月、大学3年生でこのクラブへの加入を決めた自分に、心から大きな拍手を送りたいです。

　このチームで経験した全ての出来事が、人生においてかけがえのない宝物になりました。ここからキャリアは続いていきますが、いつでも僕の心の中心にトリコロールの存在があると確信しています。

　皆さんの胸のどこかに少しでも角田涼太朗という存在を刻む事ができたでしょう か? このチームで、トリコロールのユニフォームを着てピッチに立つためなら、自分がどうなっても良いと、そう本気で思えるチームに出会えたことを心から誇りに思っています。

　言いたいことがありすぎてどれだけ考えても上手くまとまりません。キリがありませんので、夢の続きは未来の自分に託すことにします。F・マリノスでプレーした自信と誇りを胸に、より大きな選手となって再会できるように、まずは世界の舞台で大きく力強く羽ばたいてきます! 本当にありがとうございました! 行ってきます!」

いま読まれている記事>>松本人志さん文春発行の文藝春秋を提訴、ホリエモンが展望。判決によっては「裏の世界が跋扈するディストピアも」

　角田は1999年6月27日生まれ、24歳。J1リーグ昨季16試合、通算では36試合に出場している。