遠藤航はリバプールの”インフルエンサー”。日本代表キャプテンへのクロップの評価とは?
リバプールの遠藤航。 (Photo by Stu Forster/Getty Images)
マック・アリスターとの共存にも道筋。
[プレミアリーグ 24節]リバプール 3-1 バーンリー/2024年2月11日0:00(日本時間10日15:00)/アンフィールド
イングランド・プレミアリーグ24節、リバプールFCが3-1でバーンリーFC戦に勝利を収めた。1試合少ないマンチェスター・シティを2ポイント差上回っての暫定首位をキープしている。
この試合、カタール・アジアカップをベスト8で終えたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の遠藤航がリバプールの4-3-3のアンカーで先発し、後半にはボランチでもプレー。後半アディショナルタイムに交代するまでピッチに立ち、決勝のルイス・ディアス弾にも絡むなど活躍した。
『SBネイション』によると、この試合前の記者会見で、レッズのユルゲン・クロップ監督は日本代表活動から合流した遠藤について、次のように評していたと伝えている。
「(アジアカップで)チームを離れる前、彼はピッチ上で大きな影響力を持っていました。多くの場面で、多くの攻撃的な選手と関わり合い、たくさんのチャンスを作り出していました」
そして2月9日、31歳の誕生日を迎えたことも指揮官は把握していた。「彼の誕生日。31歳になりました。チームに戻ってきてからも元気ですし、私たちが抱えている選手に関する問題を考慮すると、とても重要なことです」と、この時点で起用を仄めかしていた。
アルゼンチン代表のカタール・ワールドカップ(W杯)優勝メンバーであるアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱した際、遠藤がスタメンの座を掴みチームを安定させた。が、ちょうど遠藤が日本代表の活動に参加したタイミングで、マック・アリスターも復帰していた。
その二人の共存について問われると、指揮官は次のように答えている。
「マッカと航は一緒にプレーできます、それは間違いありません。問題ない。適切なタイミングで一緒にできるように、努力をしなければいけません。見てみましょう」
バーンリーFC戦の前半、遠藤がアンカー、マック・アリスターがインサイドハーフでスタートしたが、この日の右サイド全体が下がり気味になるなどバランスも悪く、相手にそのギャップを突かれ何度か決定機まで持ち込まれた。ただ後半は修正。遠藤とマック・アリスターの2ボランチとなってサイドバックのビルドアップへの参加なども促していき、新たなバランスも見出した。
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勝点54に伸ばしたリバプールは次節、日本時間17日21時30分から、アウェーでブレントフォードFCと対戦する。むしろ日本代表キャプテンでもある遠藤にとって、シーズン終盤に向けて、ここが一つの勝負どころになるかもしれない。