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水原一平氏の送金方法は?大谷翔平が渡米後…「銀行口座を作る時も通訳は必要だった」。高橋洋一氏が指摘

ドジャースの大谷翔平。(Photo by Michael Owens/Getty Images)

様々な個人情報を委ねていた可能性も。

 大谷翔平(Shohei Ohtani)の銀行口座から違法なブックメーカーの胴元に約6.8億円の振り込みがあり、関与したとされる通訳だった水原一平氏が米国メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・ドジャースを解任された問題で、大谷が現地3月25日に記者会見を行った。注目のスーパースターは「賭博に関与したことも、送金を依頼したことももちろんない」と疑惑を完全否定。そのうえで水原氏の様々な虚偽に騙され、窃盗と詐欺の被害に遭ったとして、警察に捜査を委ねたと明かした。

 この問題を元大蔵・財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が自身のユーチューブチャンネル「高橋洋一チャンネル」で取り上げ、「大谷翔平選手 会見を受けて 大谷さんが知らないで送金できたか」と題した動画をアップした。

 この問題の今後のポイントとなるのが、水原氏がどのように胴元へ送金していたのか。なぜ大谷がこの大金の動きを気付けなかったのか。警察に捜査を委ねたため、その点を大谷サイドは明かすことはできない状況ではある。

 髙橋氏は次のように推察していた。

 通訳であり個人マネージャー的存在だった水原氏に、ある程度生活費を動かせる「権限」を与えていたという説が広まっている。それに加えて、高橋氏は次のように指摘した。

「それじゃなくても、大谷さんがアメリカに渡って銀行口座を作る時、多分、水原さんが一緒だったと思います。一緒に手続きをしていたら、あとは少し大谷さんから情報を得られたら、口座から資金を動かせるよ」

 つまり、様々な手続きの際、大谷は信頼していた水原氏に個人情報を託していた可能性もある。そこでパスワードなども漏れていた、あるいは共有されていたこともあり得る、ということだ。今回の説明を受けて、高橋氏は「大谷さんが勝手に、または二人で指示を出して送金したことはまずないね」と見ていた。

 一方、大谷は記者会見で、虚偽とギャンブルのトラブルの詳細について韓国のホテルで二人きりになって水原氏から打ち明けられた際、「これはおかしいとすぐ代理人を呼んだ」と語っていた。さらに、そのあとドジャース、弁護士など、複数の人と話をすぐ共有した。その行動に高橋氏は「正直驚いた」と感心していた。

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「かなり慎重。アメリカに行って、トラブルにあった時に第三者を入れたほうがいいということを、これまでもやっていた。大きな間違いをしていないだろうと思った。二人きりだと、何か行動を起こされてしまう可能性もある。大谷さんはアメリカの生活の基本をちゃんと分かっていると感じました」

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