【日本代表】カタールW杯の26人枠「当落」予想。久保建英が“当確”、大迫勇也の不調続くFW陣混迷[毎週更新]
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
久保、鎌田、板倉、古橋が欧州新シーズンで好スタートを切る。
カタール・ワールドカップ(W杯)(11月20日開幕)に向けてサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は9月、アメリカ代表(9/23)、エクアドル代表(9/27)とドイツ・デュッセルドルフで対戦する。そのメンバーは間もなく発表される。
カタールW杯はコロナ禍を踏まえ、選手の登録数が23人から26人、交代枠は3人から5人に拡大。その選手選考の“最終トライアル”になる。
ヨーロッパ主要リーグが新シーズンを迎え、Jリーグは夏の移籍マーケットを挟んで戦力構図も変動。久保建英(レアル・ソシエダ)、鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)、板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)、古橋亨梧(セルティックFC)らが開幕からチームの中心として活躍を見せる一方、これまで日本代表の主力だった複数の選手が所属先でポジションを確保できない状況となっている。
そのなかで、現段階でのカタールW杯26人枠の“当落”を予想した。
負傷などアクシデントがなければ招集確実な“当確”ゾーンは17人。久保はレアル・ソシエダでこれまでリーグ全試合で先発。鎌田大地はアイントラハト・フランクフルトのみならず、ブンデスリーガを代表する一人となっている。一方、原口元気はウニオン・ベルリン、田中碧は2部フォルトゥナ・デュッセルドルフでポジションを失うなど苦しんでいる。そのあたりの明らかに変化しつつあるパワーバランスを、森保一監督がいかにチームに反映できるか。
前線では大迫勇也がヴィッセル神戸で、メンバー入りとベンチ外を繰り返している。出場すれば存在感を発揮しているが、なかなかコンスタントに出場できずにいる。
森保ジャパンのラージグループの中で、好調なのが、セルティックの古橋でリーグ5試合・6得点を記録。また鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュに移籍した上田綺世はリーグ初ゴールを決め、チームの中核になりつつある。一方、6月シリーズで改めて存在感を示した浅野拓磨だが、これまでリーグ4試合無得点でチームも最下位。ここは9月の2試合でテストされそうだ。
特になかなかポジションの最適解を見出せずにいた久保は2トップの一角でハマった。このシステムは日本代表でもハマりそうなだけに、森保監督が9月シリーズで採用するのか楽しみな点でもある。
日本代表のカタールW杯26人枠の当落予想は次の通り。
【日本代表カタールW杯 26人枠 “当落”予想】
◎…確実
15人
※ケガなどアクシデントがなければメンバー入り“確実”。
〇…ほぼ確実(有力)
9人
※実績では確実。所属先の実働によっては上にも下にも序列変更。
△…対抗
10人
※同じタイプの選手らと競っている状況。
▲…抜擢の可能性あり
20人
※上記選手にアクシデントなどあった際、今後の活躍によっては大抜擢も。
【GK】
◎権田修一
〇シュミット・ダニエル
△川島永嗣
△谷晃生
△大迫敬介
▲西川周作
▲鈴木彩艶
【DF】
◎冨安健洋
◎吉田麻也
◎酒井宏樹
◎板倉滉
◎長友佑都
〇山根視来
△伊藤洋輝
△中山雄太
△谷口彰悟
△小池龍太
▲佐々木翔
▲植田直通
▲菅原由勢
▲瀬古歩夢
▲橋岡大樹
▲小川諒也
▲室屋成
▲中谷進之介
▲畠中槙之輔
【MF】
◎遠藤航
◎伊藤純也
◎三笘薫
◎久保建英
◎鎌田大地
◎守田英正
◎南野拓実
〇原口元気
〇田中碧
〇堂安律
〇柴崎岳
△旗手怜央
△藤田譲瑠チマ
△相馬勇紀
▲川辺駿
▲岩田智輝
▲脇坂泰斗
▲水沼宏太
▲橋本拳人
【FW】
◎古橋亨梧
◎浅野拓磨
〇大迫勇也
〇上田綺世
〇前田大然
▲町野修斗
▲西村拓真
▲細谷真大
▲オナイウ阿道
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