Jリーグ今季最初の監督交代は徳島ヴォルティス。吉田達磨監督が解任、岡田明彦強化本部長は辞任
吉田達磨氏。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「単に私の力不足」。これまでわずか1勝、J2リーグ最下位に沈む。
J2リーグの徳島ヴォルティスは3月31日、吉田達磨監督を同日付で解任したと発表した。後任監督は未定。さらに岡田明彦強化本部長も同日付で辞任している。今季最初のJリーグでの監督退任となった。
J1復帰を目標に掲げた徳島だが、今シーズンこれまで1勝1分5敗の勝点4で最下位の20位。直近では今季未勝利だったザスパクサツ群馬に敗れていた。
吉田監督は次のようにコメントしている。
「徳島ヴォルティスに関わる全ての皆様へ 日頃よりクラブとチームを支え、応援していただきありがとうございます。私、吉田達磨はこの度、皆様の徳島ヴォルティスを離れることとなりました。昨年8月に監督に就任してから今日までの間、いつも支えていただきありがとうございました。選手たちは皆様に勝利を届けようと必死に戦ってくれました。しかしながら、チームの結果に繋げることができなかったのは、単に私の力不足によるものです。残り31試合、皆様のサポートと共にチームが上昇して行くことを心より願っております。これまで本当にありがとうございました」
また、大塚製薬時代から27年にわたり徳島を支えてきた岡田本部長は、次のように語っている。
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「日頃より、応援してくださるファン・サポーター、スポンサーの皆様、現状のトップチームの成績につきましては、ご心配をおかけして、大変申し訳ございません。現状の成績不振の責任をとって、職を辞することを決め、クラブの了承を得ました。大塚製薬サッカー部から徳島ヴォルティスになり、この仕事に携わる中で、未熟な自分が長くこの仕事を続けられたのも、多くの皆様の支えと応援があったからこそだと思っております。27年間、このクラブを通じて携わってくださった多くの方々、応援してくださる皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」