日本代表の久保建英が右大腿部を傷めて交代。雹や豪雨が降る荒天のなか、レアル・ソシエダがアラベスに1-0勝利
レアル・ソシエダの久保建英。 (Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)
北朝鮮代表とのW杯予選第2戦で出場予定だったが、アウェーゲームは中止に。代表で出場機会を得られぬままスペインへ戻る。
[スペイン1部 30節] アラベス 0-1 レアル・ソシエダ/2023年4月1日2:30(現地18:30)/エスタディオ・デ・メンディソロツァ
スペイン1部リーグ30節、レアル・ソシエダが59分のジョン・パチェコのゴールを守り切り1-0でデポルティーボ・アラベスに勝利を収めた。被シュート3本、枠内ゼロと試合を完全にコントロールしての勝点3獲得となった。
インターナショナルマッチウィーク明け最初の一戦、レアル・ソシエダに所属する日本代表の久保建英は4-3-3の右ウイングで先発出場した。しかし雹や豪雨が降る荒天のなか、44分、ピッチに倒れ込んだ。
右足を攣った可能性もあり応急処置を施したものの状態は変わらず。チームドクターが駆け付けると、久保は右大腿部の裏側を押さえて、プレー続行不可能と判断。イマノル・アルグアシル監督はシェラルド・ベッカーとの交代を告げた。
北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表との3月2連戦のため、久保は帰国して日本代表の活動に参加したものの、アウェーゲームが中止に(没収試合で日本の3-0勝利扱い)。ホームでの第1戦で出場機会を得られなかった久保は、当初平壌で予定されていた第2戦での起用が有力視されていた。しかし、結局日本代表のユニフォームを着てプレーする機会がないまま、スペインに戻ることとなった。
22歳のレフティは日本滞在中、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)やカップ戦、そして日本代表との過密日程によりコンディションは決して万全でないとも明かしていた。今回逆に第2戦が中止になったため、早い段階でチームに合流できていたが……。リスタートとなった試合の前半終了間際に交代を余儀なくされた。
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無理をしないための判断だったのか。状態が心配されるところだ。
レアル・ソシエダはラ・リーガ3連勝で、カンファレンスリーグ予選圏内の6位につけている。