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【鹿島】”ライコ”ラドミル・ミロサヴリェヴィッチが記者会見で決意。『KASHIMA』に強い関心を示したポポヴィッチ監督との面談

鹿島に加入した“ライコ”ことラドミル・ミロサヴリェヴィッチ。(C)KASHIMA ANTLERS

ヴォイヴォディナ時代、指揮官は一人ひとりと話す機会を設けた。そこで――。

 J1リーグ鹿島アントラーズに加入したMFラドミル・ミロサヴリェヴィッチ(Radomir Milosavljevic、愛称:ライコ)が4月1日、オンラインによる加入記者会見を行い新天地での決意を語った。クラブによると、最短で7日の国立競技場でのFC東京戦から出場が可能ということだ。

 これまでセンターハーフを担い、ディフェンシブなボランチが主戦場だった。左MFにも対応している。鹿島では全体練習への合流から5日ほどが経った。

 3月30日のジュビロ磐田戦(〇1-0)をカシマスタジアムで観戦したライコは「先日、カシマスタジアムで試合を見ました。雰囲気は素晴らしく、『ここに来て良かった』と実感しました。チームに合流して間もないですが非常に良い雰囲気でトレーニングできています」と頷いた。

 また、”KASHIMA ANTLERS”について、ちょうどランコ・ポポヴィッチ監督が鹿島からオファーを受けた時に話を聞き、そこから関心を持つようになったそうだ。

「私はヴォイヴォディナ(ノヴィサド)でポポヴィッチ監督と一緒に仕事をしてきました。ポポヴィッチ監督が鹿島からオファーを受けた時、彼は選手一人ひとりと話す機会を設け、そこで『ビッグクラブである鹿島から届いたオファーを受けようと思っている』と聞きました。鹿島がビッグクラブであることは知っていましたが、(ポポヴィッチ監督の“移籍”により)私はさらに鹿島に興味を持つようになりました。

 実際にここに来て、ビッグクラブと言われる理由も分かりました。スタジアムは素晴らしい雰囲気で、全てのタイトルを勝ち取ったクラブだけのことはあると感じました。クラブにある伝統の重みを実感しました」

 そしてセルビアのFKムラドスト・ルチャニをはじめ、スイスのFCルガーノ、ギリシャのAELラリサでプレーしてきたミロサヴリェヴィッチは、鹿島加入の決め手について次のようにも語った。

「これまでのキャリアの中で鹿島が一番のビッグクラブです。そうしたクラブでプレーしたいという強い意志が、加入の決め手になりました。もちろんポポヴィッチ監督との信頼関係を築けていたことが、鹿島と契約したもう一つの理由です。ヴォイヴォディナで一緒に仕事をした期間、良いパフォーマンスを発揮できました。鹿島でも早く順応し、良いプレーを見せられると思っています」

 ちなみに「ストロングポイント」を問わたライコは「自分のことを語るのは好きではないですし、自慢話も得意ではありません」と、評価は周囲に委ねた。さらに「選手としての強み」も聞かれると……「これまでのキャリアで個人の数字にこだわったことはありません。まずチームを第一優先に考えてきました。これからもそうでありたいと思っています。チームのために100パーセントの力を出せることが自分のクオリティ、良さだと思います」と、鹿島の勝利に全力を尽くす覚悟を強調した。

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 そして鹿島のサポーターへ「早くピッチに立ち、勝利に貢献したいです。皆さんの多大なるサポートに、チームの勝利に貢献することで恩返しをしたいです」と、鹿島のユニフォームを着て勝利する瞬間を欲していた。