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【移籍】原口元気のシュツットガルト退団決定的、浦和レッズ復帰は!? “引き抜き”噂のヘーネス監督が2027年まで契約更新

原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フリートランスファーとなって欧州で新天地探しか。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトの元サッカー日本代表MF原口元気(Genki HARAGUCHI)が今年6月で契約満了を迎え、退団することが決定的となった。これまで公式戦わずか2試合の出場で、1分間のみピッチに立った昨年11月1日から機会を得ていない。

 チームは現在バイエルン・ミュンヘンと並ぶ勝点63でリーグ3位。サッカー日本代表の伊藤洋輝ら守備陣の堅守が冴えわたり、そのうえでエースのフランス代表FWセール・ギラシが23試合・25得点と大活躍を見せている。

 すると、この躍進により、セバスティアン・ヘーネス監督に、バイエルン・ミュンヘン、バイエル・レバークーゼンからの引き抜きがあるのではないかと噂されてきた。しかしレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が続投を発表。そして『スカイ』ドイツ版によると、バイエルンとの交渉はなかったと自身が明かしているそうだ。

 2027年6月までの契約更新について、「話し合いのことなど憶測が飛び交い、(好調である)このシーズンが危ういものにならないため、かなり早い段階で決めた」と、シーズン終盤の喧騒を嫌った。一方で、「雇用関係を解消するオプションも持っていなければならない」と退団する際の条項も明確にしたようだ。

 2024-25シーズンは続投で、その後の退団はあり得るということか。

 また、ここで監督交代があれば、チームの苦しい時期を支えてきた原口の残留もあり得たかもしれない。しかし……『ビルド』が先月、平均年齢がブンデスリーガ1部で最も若いシュツットガルトにあって、唯一30代の原口(32歳)が「夏以降に残ることはない」とレポートしていたように、このままフリートランスファーになることが確実視される。

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 2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表でもある原口は、ドイツ(欧州)で戦い続け、指導者の道に進みたいとも語ってきた。アイントラハト・フランクフルトと強固な関係を築いて、引退後のポストも用意された長谷部誠とは状況も異なり、新天地とともに今後どのようなキャリアパスを描いていくのか注目される。また、以前から門戸を開いてきた古巣・浦和レッズへの復帰は、あるのだろうか。

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