「理由は色々…」なぜ久保建英はバルサ戦、ベンチスタートだったのか?Rソシエダ監督が記者会見で明かす
バルサ戦に臨んだレアル・ソシエダの久保建英。 (Photo by Alex Caparros/Getty Images)
守備のバランスを重視したうえで。
スペイン1部リーグ35節、レアル・ソシエダは日本時間5月14日、FCバルセロナにアウェーにて0-2で敗れた。R・ソシエダの日本代表MF久保建英はベンチスタートで、0-1で迎えた70分から右ウイングで途中出場。ピッチに立つと、すぐさまシュートを放つなど気を吐いた。
しかし得点はならず……。アディショナルタイム、チームはハンドでPKを与え、試合を決定づける2失点目を喫した。1月のアジアカップ、3月の北中米ワールドカップ(W杯)予選の北朝鮮戦と日本代表の活動を挟み、久保はコンディションがなかなか上がらずにいた。最近のレアル・マドリード戦(●0-1)でフル出場したが、そこから再び2試合連続でベンチスタートとなった。
この久保とアンデル・バレネチェアの起用法について、『フットボール・ファンタジー』によると、レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督はバルサ戦後の記者会見で問われ、次のように語っている。
「理由は、色々あります。今日はバルセロナに勝つために、この先発のイレブンを選んだのだと理解してください。実際、私たちは彼らを驚かせたと思います。私はこのライバルを上回るために、5人のディフェンダーを配置する選択をしました。
5人のディフェンダーとはいえ、選手たちに何を求めるかによって、試合は動きます。だから、上がった時にどのように守るのか、下がった時にどのように守るのかを明確にしたかったのです。また相手のプレッシャーに対する様々な選択肢を用意すること。それらができていれば負けることはなかったでしょう」
そのように”勝つため”に守備のバランスを重視。そのための選択だったと明かしている。久保はすでに今季ラ・リーガ7得点・3アシストを記録しているが、今年に入り決めているのは1ゴールのみ。残り3試合、インパクトを残したい。