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【浦和1-1神戸】衝撃…中島翔哉が待望の今季リーグ初ゴール! 王者・神戸の日本代表GK前川黛也の壁を突き破る

浦和の中島翔哉。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

4万5000人超え、埼スタが揺れた。

[J1 17節] 浦和 1–1 神戸/2024年6月1日16:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ17節の浦和レッズ – ヴィッセル神戸戦、0-1で迎えた61分に浦和の中島翔哉が今季リーグ戦初ゴールを決めた。試合は両チームともに譲らず……1-1で引き分けた。

 両者ともシステムは浦和が4-3-3、神戸が4-2-3-1でぶつかり合う構図に。1対1のバトルが各局面で展開され、そこで上回ったチームが優位に立つ展開になる。序盤は武藤嘉紀、大迫勇也、そして最終ラインではマテウス・トゥーレルが強度を発揮し、神戸に主導権をもたらす。

 その流れのなか、15分、左右の揺さぶりから、井出遥也がゴール! アウェーチームが先制に成功する。

 劣勢の続いた浦和のペア=マティアス・ヘグモ監督は、後半開始から、中島翔哉、サミュエル・グスタフソンを投入。すると、この交代策がハマり、左ウイングに入った中島が起点となり、ホームチームに流れをもたらす。

 レッズの『10番』は、酒井高徳と武藤を自陣に引き込みながら、磁石のように足に吸い付くタッチと高度なテクニックで相手を翻弄。そこでできたギャップを付けるようになったチアゴ・サンタナも生きるようになり、チーム全体が活性化する。

 そして61分、オラ・ソルバッケンのパスを受けた中島がフリーに。一瞬の隙を見逃さず、右足でゴール隅を突いてネットを揺らした。サッカー日本代表にも選ばれたGK前川黛也の壁を突き破る一撃に――。

 中島は静かに両腕を広げて歓喜。4万5976人の大観衆の興奮がピークに達し、埼玉スタジアムが揺れた。

 そのあと大観衆の後押しを受けて、浦和はさらに攻め立てた。しかし、決定機になりかけたところでシュートが枠を越えてしまうなど精度を欠いてしまう。

 試合は1-1の引き分けに終わった。浦和は7勝4分6敗の勝点25で8位。一方、勝点30の神戸は4位に順位を落とした。

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