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【浦和】二度目の埼スタ観戦、浦和サポに中指を立てた来場者「無期限入場禁止処分」に

浦和のサポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「試合運営管理規程違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした」

 J1リーグ浦和レッズは6月5日、5月26日に埼玉スタジアムで行われた16節のFC町田ゼルビア戦(●1-2)で、埼玉スタジアムでの二度目のサッカー観戦だったという来場者が試合後に浦和サポーターへ中指を立てる行為をしたとして、無期限の入場禁止処分を科したと発表した。

 クラブによると、確認されたのは「侮辱的行為」。試合終了後、浦和レッズサポーターに対して中指を立てる行為が分かった。対象者は一人。

 処分内容は「無期限入場禁止」。処分対象試合は国内外を問わず、5月27日以降に開催される浦和トップチーム、浦和レディース、浦和アカデミーが出場する全ての試合。

 5月26日にクラブ競技運営本部スタッフがこの行為を目視で確認。 直後、対象者に対する行為の確認を行った。また、当該行為が記録された映像の確認も行った。

 この処分対象者が飲酒した状態だったこともあり、改めて話し合いが行われることになった。27日には対象者の同行者と対面で事情聴取を実施。処分対象行為が実際に行われていた場合には、処分の対象となる旨を通達した。

 このあと発生現場付近にいた運営関係者などへのヒアリング、関係者などによる証言、事情聴取、映像確認の結果、「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規程」並びに「Jリーグ試合運営罰則規定」と照合。競技運営本部内での検討を経て、処分方針を決定した。

 また、クラブのコンプライアンス委員会を31日に招集して処分内容を決めた。そして6月4日、処分に合意する旨の念書を処分対象者から取得した。

 クラブは「この度は、試合運営管理規程違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。次のようにもコメントしている。

「浦和レッズといたしましては、昨年、天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会4回戦において大変多くの方々に多大なるご迷惑をお掛けした当事者として、引き続き違反行為の発生を防止するべく、さらに感度と練度を高めてまいる所存です」

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「浦和レッズは引き続き、違反行為発生防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正かつ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」

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