【移籍】西村拓真が横浜F・マリノス復帰か、過去にはスコットランドから打診。セルヴェットが買い取りオプション行使せず
西村拓真。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
レンタルバックで一旦帰国へ。
スイス1部セルヴェットFCは6月19日、J1リーグの横浜F・マリノスから期限付き移籍していたFW西村拓真(Takuma NISHIMURA)が契約満了を迎えてレンタルバックされると発表した。
今年2月にレンタルでロシアリーグに続き再び欧州の舞台に挑戦した西村は、元鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督のもと、リーグ14試合・3得点を記録。一時は2試合連続3ゴールを決めてレギュラーの座を掴んだが、シーズン終盤は再びスーパーサブとなった。
チームはレギュラーシーズン、上位プレーオフそれぞれ3位に。来季はUEFAカンファレンスリーグの出場権獲得にとどまった。
セルヴェットの公式サイトでは、「西村は横浜FMに戻るため帰国する」と記されている。
ただし、西村本人はヨーロッパでのプレー続行を希望しているとされる。同時期には、スコットランド1部ハイバーニアンFCが西村の獲得へ興味を持っているとも報じられた。
トップ下やセンターフォワードとしてボールを確実に収め、そしてゴール前では確実に脅威を与えられるだけに、確かにヨーロッパでの戦いを引き続き見てみたい気もするが……。
西村は、ベガルタ仙台、ロシア1部CSKAモスクワ、横浜FMに在籍。2020年、CSKAからポルトガル1部ポルティモネンセSCへのレンタル移籍が発表されたものの、新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより取り消され、仙台に復帰し、2022年に横浜FMへ移籍した。日本代表としても5試合・3得点を記録している。
横浜FMは19日、サンフレッチェ広島とのニッパツ三ツ沢球技場での一戦、数的優位に立ったなか勝ち越されたが、ヤン・マテウスの2ゴールとアンデルソン・ロペス弾で3-2の逆転勝利を収めてみせた。
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この夏からはAFCアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLエリート)がスタートする。そこに西村が加われば、アジア再挑戦に向けた大きな戦力になる。果たして――。