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【鹿島】2ゴールの鈴木優磨「浦和戦はすごく特別なゲーム。このスタジアムで得点を決めるのはどこよりも嬉しい。リスペクトもあります」

鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「弱いチームだとつくづく思います。自分に一番イラつきました」

[J1 19節] 浦和 2–2 鹿島/2024年6月22日19:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ19節、鹿島アントラーズの鈴木優磨が浦和レッズ戦で2ゴールを決めて、今季リーグ10得点に乗せた。しかし試合は途中出場した武田英寿に後半2点を決められて、結局2-2で引き分けた。

 鈴木は試合後、「最後の5分で失点してしまうのは、弱いチームだとつくづく思います。こういった試合で、あのように引き分けてしまうのは練習の甘さ。疲れた中での練習から来る甘さかなと思います。(交代した後に失点したが)自分に一番イラつきました。僕が最後までピッチに立つべきだと思いますし、僕が足をつらなければ90分間走ることが大事になると感じます」と悔しそうに振り返った。

「僕たちは完璧なチームではないので、課題を一つひとつ潰していく作業が大切になると思います」

 そう語る鈴木自身は、これでリーグ二桁――10得点に乗せた。すると、エースはこの埼玉スタジアムでの浦和戦には、絶対に負けられないという特別な想いで臨んでいると明かした。

「(前半で二桁に乗せたが?)あまり考えていなかったです。覚えていなくて、さっき知りました。個人的には、この浦和戦は、普通の試合と自分に言い聞かせていましたけど、すごく特別なゲームだと思っています。

 僕自身は本当に悔しい思いをしました。このスタジアムで点を取るのは、どこの(アウェーの)スタジアムで決めるよりも嬉しいことです。浦和に対するリスペクトもあります」

 その悔しさを糧にして、次、結果を残せるか。鈴木は勝点1に終わった”結果=現実”を正面から受け止めていた。

「勝ち切れなかったっていうのは悔しいですけれど、これからまた上位陣との対戦が続きます。チームで何人がこの経験を生かそう、もう同じ思いをしたくないと思えるか。その人数が多いか。俺は関係ない、という選手が出てこないように。全員の責任だと受け止めていきたいと思います」

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 鹿島は次節6月26日19時からホームのカシマスタジアムで3位のガンバ大阪、さらに30日にはアウェーで4位ヴィッセル神戸と対戦する。

Posted by 塚越始

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