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ジダン監督待望論が再燃! フランス代表、デシャンの退屈サッカーとEURO敗退で

レアル・マドリードでのジネディーヌ・ジダン監督。(C)Audi Cup 2019

エムバペのアシストからコロ・ムアニ先制も、ヤマル大会史上最年少ゴール&ダニ・オロモ弾でスペイン代表に逆転負け。

 ドイツEURO2024の準決勝、スペイン代表が7月10日、16歳ラミン・ヤマルの大会史上最年少ゴールとダニ・オロモの逆転弾で、フランス代表に2-1の逆転勝利を収めて、ファイナル進出を決めた。日本時間11日4時から準決勝のもう1試合、オランダ代表対イングランド代表が行われる。

 フランス代表はランダル・コロ・ムアニが開始9分に先制したものの、そこからは見せ場も限られた。キリアン・エムバペはフル出場し、フェイスガードを外して、先制点をクロスからアシストしたものの、自身は無得点に終わった。シュート数はスペイン6本(枠内2本)対フランス9本(同3本)。パス本数はスペイン500本、フランス339本だった。

 カタール・ワールドカップ(W杯)での準優勝により一旦は評価を高めたディディエ・デシャン監督だが、今大会の”退屈”なサッカーに国民の批判も殺到。再びジネディーヌ・ジダン氏の待望論が浮上している。

 ジダン氏はフランス代表監督を熱望して、これまでフリーの身を続けてきたと言われる。この夏もバイエルン・ミュンヘンなどからリストアップされたが、現時点では現場復帰への決断を下していない。

『ラ・10スポール』によると、記者会見で責任を問われたデシャン監督は「(メディアに対し)本当にあなたたちは悩ましい。うちの会長に聞いてください。あなたを尊敬しますが、責任を持つ人間には敬意を払うべきです。会長がどう考えているかはご存じでしょう。私に尋ねないこともできたはずです」と憤った。

 フランスサッカー協会のフィリップ・ディアロ会長は3月時点で、『ラ・フィガロ』のインタビューで、2026年のW杯まで契約しているデシャン監督について「まったく疑問の余地などない」と全幅の信頼を寄せていることを明かしていた。

 結局、今大会はグループステージではオーストリアに、そして決勝トーナメント1回戦でベルギーに1-0の勝利を収め、あとは引き分けとPK戦での勝利にとどまった。鼻骨骨折をしたエース・エムバペが本調子に程遠かったことも影響したと言えるが、通算6試合4ゴールと盛り上がるシーンは限られた。

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 フランスの世論があと2年、デシャン体制を支持し続けられるか……。ジダン氏は一体何を思う!?

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