前代未聞、コロンビアサッカー協会会長が逮捕。カオスのコパ・アメリカ決勝、表彰式に出られず警備員へ暴行
女子南米選手権でジャンニ・インファンティーノ会長の隣に座るコロンビア協会のラモン・ヘスルン会長。(Photo by Gabriel Aponte/Getty Images)
息子とともに3件の容疑で。
[コパ・アメリカ決勝] アルゼンチン代表 1EX0 コロンビア代表/2024年7月15日10:20(現地14日21:20)/ハードロックスタジアム(フロリダ州マイアミ)
アルゼンチン代表がコロンビア代表を延長戦の末に1-0で下して連覇を果たした日本時間7月15日に行われたUSAコパ・アメリカ2024(南米選手権)決勝だが、コロンビアサッカー協会のラモン・ヘスルン会長(Ramón Jesurún)が試合後に逮捕される事態が起きた。表彰式に出ようとしたところセキュリティチェックで止められ、息子とともに警備員へ暴行などを働いた疑いが持たれている。
チケットを持たない両チームのサポーターが柵を乗り越えたり、スタジアムを破壊したりするなど不法に入場し、その取り締まりやチェックにより試合開始が1時間15分以上も遅れた。カオスと化して多くの逮捕者が出た中に、なんとコロンビアサッカー協会の会長も含まれていたというのだ。
アルゼンチンメディア『オーレ』によると、ヘスルン会長は試合後、43歳の息子ら家族とともに、メディアが集まっていたピッチへ向かうトンネルを通過しようとした際、コントロールチェックをしていたスタッフと揉み合いに。そこで暴行を働いたとして、身柄が拘束された。『FOX』はその様子を捉えた動画をSNSで公開している。
ヘスルン会長には留置番号(ジェイル・ナンバー)も発行。二人は暴行など3件の容疑でターナー・ギルフォード・ナイト矯正センターに拘置されたそうだ。
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同会長は南米サッカー連盟(CONMEBOL)の副会長、国際サッカー連盟(FIFA)の評議会の会員も務めていた。