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【カタールW杯】乱闘寸前の大荒れイエローカード13枚、メッシ1得点・1アシスト! アルゼンチンがオランダとの激闘PK戦の末に勝利

カタールW杯のオランダ戦で、PK戦を制したアルゼンチン。メッシ(10番)がGKエミリアーノ・マルティネスと抱擁をかわす。(Photo by Julian Finney/Getty Images)

「あのような主審の態度は感心できない」とメッシ注文。準決勝はクロアチア戦。

[カタールW杯 準々決勝] アルゼンチン代表 2(0延長0、4PK3)2 オランダ代表 /2022年12月9日22:00(日本時間10日4:00)/ルサイル・スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝、アルゼンチン代表対オランダ代表戦、アルゼンチンがリオネル・メッシの1ゴール・1アシストの活躍で、後半に追い付かれたもののPK戦を制して、ベスト4進出を決めた。準決勝はアルゼンチン対クロアチア戦に。

 FIFAランキングは、アルゼンチン3位、オランダ8位と、いずれも優勝候補の対戦に。35分、持ち上がったメッシがまさに針の穴を通すようなスルーパスを放ち、ナウエル・モリーナのゴールをアシストした。

 さらに73分、メッシがPKを決めてリードを広げた。

 ところがそこからオランダがパワープレーを仕掛ける。そして選手交代をしてDFの枚数を増やしたアルゼンチンだが、完全に力で抗えず慌てる。そこからボウト・ベグホルストが2ゴール! 守り切らなければいけない時間帯、ヘルマン・ペッセッラのゴール前でのあまりにも不用意なファウルからFKを与え、サインプレーから決められた。

 さらに89分、相手選手をファウルで倒したレアンドロ・パレデスがクリアしようとしたボールを、オランダベンチへ思い切り蹴り込む。これで両チームの選手がもみ合い乱闘寸前になる事態も起きた。

 枠内シュート2本で追い付かれたアルゼンチンだが、そのあと落ち着きを取り戻して、最後はディ・マリアが負傷から復帰。押し込んだままPK戦に突入すると、GKエミリアーノ・マルティネスが1本目ファン・ダイク、2本目ステフェン・ベルハイスと完璧にストップ。アルゼンチンがPK戦を4-2で制して、準決勝にコマを進めた。

 主審が混乱に陥り、笛を吹き鳴らすシーンが続いた。結局オランダ5枚、アルゼンチン8枚と、計13枚のイエローカードが出て、収拾がつかなくなってしまった。メッシは試合後のフラッシュインタビューで、「主審はあまりにイエローカードを出しすぎだった。FIFAには人選を考えてもらいたい。このような大事な試合で、あのような態度は感心できません」と注文していた。

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