【全文】エムバペがレアル・マドリード加入でスピーチ。「必ず出場する」初戦は8/14スーパー杯アタランタ戦

サンティアゴ・ベルナベウで8万人歓迎、ジダンも祝福に訪れる。

　フランス代表FWキリアン・エムバペ（Kylian Mbappé）が7月16日、サンティアゴ・ベルナベウで、レアル・マドリードの加入記者会見とセレモニーに臨んだ。実に約8万人の大観衆が歓迎し、元指揮官でありOBのジネディーヌ・ジダンも祝福に訪れたなか、白い巨人の「9番」と名前が入った新ユニフォーム姿を披露した。

　エムバペはスピーチで、「僕を信頼してくれたフロレンティーノ・ペレス会長にまず感謝したい。いろんなことがありましたが感謝しています。ここに来るために働いてくれた全ての人に感謝しています。大変なこともありましたが、僕はレアル・マドリードの選手です。レアル・マドリードの選手になれました」と興奮気味に語った。

「僕にとって信じられないような日です。子供の頃から、ここでプレーすることが夢でした。マドリディスタのみんなが長年にわたり、たくさんの愛情を注いでくれたことに感謝しています。今、僕にはもうひとつの夢があります。世界最高のこのクラブに恥じないプレーをすること。このクラブとこのエンブレムのために人生を捧げるつもりです」

「レアル・マドリードの選手だと言えることを光栄に思います。ずっとこの瞬間を待っていました。夢のためにお金を払うことはできません。大きな満足感で、それは家族にとってもです。多くの段階があり、多くの努力がありました。使命、価値観、熱意、そして確実に勝つためにやってきました。まずチームに適応すること。できるだけ早く適応したいです」　

　そのようにパリ・サンジェルマンからフリーエージェントとなって加入を決めた25歳の新エース候補は、この日の幸せな想いを、ピッチで表現したいと誓った。

「明日クラブのメディカルサイドと話し合って、結果を待ちたいです。欧州スーパーカップ（8月14日[日本時間15日4:00]アタランタBC戦）には必ず出場します。タイトルマッチであり、僕にとって初戦。楽しみにしています」

　また、”ダブル・エース”と言える、ヴィニシウス・ジュニオールについて、次のように語っている。

「ヴィニシウスはユニークな選手で、レアル・マドリードにはユニークな選手が揃っています。偉大であるヴィニシウスと一緒にプレーすることに問題はないと思います。ヴィニシウスとロドリゴを助けるために、できるだけ早く適応したいと考えています」

関連記事>>【サッカー日本代表】伊東純也の事件、不起訴ならば「週刊誌が損害賠償を請求される可能性」。細野弁護士が見解を示す

　エムバペがレアル・マドリードでの新たな伝説への一歩を踏み出した。