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松本人志さん場外バトル、「松本さんは不利になる」。弁護士の争いに“先輩”若狭氏が解説

松本人志さん。 (Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images)

「今回の民事裁判にどのような影響を与えるか」にテーマを絞り、ユーチューブチャンネルで詳しく解説。

 事実ではない性加害疑惑の報道をしたとして出版社などに対し名誉棄損による慰謝料を請求したダウンタウンの松本人志さんによる民事訴訟で、松本さん側の代理人弁護士が探偵を雇い、被害を訴えたとされるA子さんを尾行するなどした“場外バトル”を受け、7月19日、弁護士の若狭勝さんが自身のユーチューブチャンネル『弁護士 若狭勝のニュース塾』を更新。こうした場外乱闘が、松本さんと文春、「どちらに有利に働くのか」とテーマを絞って詳しく論じた。

 今回松本さん側の弁護士が接触を図ったとされる、A子さんと以前からつながりのあるX弁護士が、週刊誌に実名を出して登場。松本さんの件は、A子さんより3年前から相談を受けていた――という告白があったという。

 X弁護士は多くの証拠もあるとしたが、松本さん側弁護士から、A子さんとの不倫を暴くなど「脅迫まがいのことをされた」と主張しているそうだ。

 若狭弁護士は「弁護士同士が裁判外、法廷の外で、しかも表だってオープンな形で戦うことは珍しいこと」として、注目される「今回の民事裁判にどのような影響を与えるか」について解説した。

 若狭弁護士は「結論的には、私は松本さんには不利だと思います」と見る。

「どうしてかというと、X弁護士がA子さんの供述の信用性をかなり強く強調しています。X弁護士が今後、民事裁判で陳述書のようなものを裁判に出す、あるいは自身が裁判の証人として立つと、A子さんの供述の信用性は、裁判官も心象として抱くと思います」

 とってつけたような話、捏造した話……そういった感じは払しょくされるだろうと見るのだ。

 逆に松本さん側の弁護士により、A子さんの出廷妨害があったと裁判で示されれば、「裁判官の心象は悪くなると思います」とも指摘していた。

 つまり、松本さん側としては、本来、性的強要はなかった、という一点を明白にすることが裁判では求められていた。しかし「A子さんを何とか証人に出したくないという気持ちが今回の一連の行動に表われています」として、それが裁判にも悪影響を及ぼすだけだと疑問視していた。

 ちなみに松本さん側の弁護士は、X弁護士の5期後輩にあたる元東京地検特捜部の検察官であったという。いずれも若狭弁護士の後輩でもあるそうだ。

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 動画では、松本さん側の弁護士、X弁護士、それぞれ実名で詳しく解説をしている。松本さん側が文春側を相手取り民事訴訟を起こすなか、現在の争点、論点を整理し、丁寧に説明している。

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