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【サッカー日本代表】伊東純也が週刊誌の編集者3人を信用棄損で刑事告訴

伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

女性ふたりとともに、記事内容は全て事実ではないとして。

 フランス1部スタッド・ランスに所属するサッカー日本代表の伊東純也がこのほど、女性二人に性的暴行を働いたなどと虚偽の記事を週刊誌に掲載したとして、信用毀損の罪で週刊誌の編集者3人と女性二人を刑事告訴したという。

 伊東が日本代表の一員として今年1月から2月にかけてカタール・アジアカップに参戦していた際、週刊誌とウェブに記事が掲載された。2022年6月に大阪で行われた日本代表シリーズの試合を終えたあと、伊東とトレーナーの二人が女性二人とホテルの部屋で飲酒し、その際、性的暴行を働いたという内容の記事が掲載された。

 今年1月に女性が伊東を刑事告訴。一方、伊東は虚偽告訴罪で女性二人を訴えた。結果、それぞれが書類送検された。

 そして今回、一部報道によると、その記事の内容は事実ではないとして、伊東側が7月29日、東京地検に週刊誌の編集者3人、女性2人を信用毀損により訴えたということだ。週刊誌の編集者が刑事告訴されたというのは異例の事態だ。

 伊東の所属するスタッド・ランスは7月からジャパンツアーを実施している。これまでジュビロ磐田と1-1の引き分け、清水エスパルスに0-3敗戦、FC町田ゼルビアに2-0勝利を収め、1勝1分1敗の成績を収めている。伊東はいずれの試合にも出場している。8月3日にはこの遠征最後となるヴィッセル神戸戦に臨む。

 また、その報道があったアジアカップ中、日本サッカー協会の意向により、伊東は日本代表からの離脱を余儀なくされた。そして動揺の走ったチームは準々決勝でイラン代表に敗れ、アジア制覇を成し遂げることができなかった。

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 伊東はそれ以降、日本代表に招集されずにいる。現在、女性二人の虚偽告訴については、刑事と民事で争っている。当初から伊東サイドは無実を主張しており、書類送検された刑事事件で不起訴になれば、代表復帰への道が開かれると見られる。

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